大志のひとり通勤練習 
   〜社会の一員になるために、過酷な試練を乗り越えるぞ!〜
    5 現場実習のための通勤付き添い練習A
 その後、現場実習開始は、10時からですが、9:45から朝礼があることがわかりまして、制服での通勤なので、その前には作業服に着替える必要があります。前回練習したバスだと、油川新井田のバス停に着くのは9:40。しかも、多少遅れることが予想されます。
 ということで、1本早いバスに乗ることにしました。そうすると、蛍ヶ丘8:52の明の星通り経由の青森駅行き。国道に出るのは、合浦公園前になるので、合浦公園前での乗り換えもできます。実は、前回練習した次の月曜日に学校ではこれを想定して合浦公園前での乗り換えを実習ノートに書かせていました。で、栄町一丁目での乗り換えを練習しましたと、連絡帳でやりとりしたら、いったんそれに変更になって実習ノートの乗り換えバス停を書き直させることになったのですが、また元に戻るということで、ちょっと大志を混乱させるネタになりそうだなーと思いつつ、不安がよぎります。
 経由地が変わっても栄町一丁目は通るので、どっちで乗り換えるか大志に選択させたところ、「合浦公園前です」というので、変更しました。
 平日の時刻を調べ、土日の時刻を調べてみたら、今度はほとんど同じ時刻でした。これはラッキー。最初からこっちにすればよかった。
 ということで、6月11日(土)、2回目の練習です。
 「今日練習したら次は、ひとりで練習だからね」と、緊張感を持たせます。
 練習でも本番と同じ7:52発。合浦公園乗り換えも20分程度で、前回と同じ野木和団地行きに乗り換えます。
 無事に油川新井田にたどりつき、携帯連絡を終えると、T印刷までの道を覚えているか確認しただけで、今日はそこまで行かずに帰ることにしました。しかし、折り返しのバスは9:06を予定していたのですが、乗ってきたバスが遅れたため、既に9:10をまわっています。またまた、1時間待つのか?
 道路の反対側のバス停へ行こうとしたら、ちょうどバスが来ました。「急げ!」と大志を促して、手を挙げてバスに合図しながら道路を渡ったら、なんと、9:08の東部営業所行きだった。残念。「また、1時間待ちだー」とママに電話。
 さて、どうしようか。と思っていたら、青森駅行きのバスがきました。おっと、こんなに遅れてくるのか。「きたきた、乗るよ」と、大志といっしょに乗りました。
 青森駅に着いて、「大志くん、どこのバス停から乗るんですか」。大志はきょろきょろして、観光情報センターに行こうとしました。あ、前回寄ったからなぁ。
 と思ったら、立ち止まり、3番バス停の方向へ歩き出しました。どうやら思い出したようです。
 さて、時刻表を確認すると、9:28のバスに間に合えばちょうどよかったのですが、既に9:35。しょうがない、その次は?
 戸山団地行きは、10:32です。また1時間待ちだー。前に書いたようにその前に10:02の昭和大仏行きもあります。今回は、これでもいいや。
 ということで、「このバスでも戸山団地まで行くけど、二つ前のバス停で降りないと、小学校の方に曲がって行っちゃうからね」と、大志に説明して、本番は「戸山団地」行きに乗るんだよと念を押して乗りました。
 帰ってから、大志の実習ノートの乗り換えバス停を「栄町一丁目」から「合浦公園前」に直させました。

 ということで、最初に先生から提示されたバスに変更したことを連絡帳に書いたんですが、先生からは「大志くんが混乱しないよう栄町一丁目で乗り換えることにしました」と書いてきました。実習ノートも再び「栄町一丁目」に直っていました。
 うわー、混乱しそう。大志に、乗り換えバス停を大志に確認したら「栄町一丁目です」ということなので、その線でいくことに。
 明の星通り経由(合浦公園前を通る)のバスでは、まだ栄町一丁目で降りる練習をしていません。
 最初にしっかり枠組みを決めないと混乱しますね。自閉症支援としては失格です。反省。
 でもまあ、バス停一覧を見ながら行けばだいじょうぶだろう。




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