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りんごストーリーのときに大志を参加させるのに積極的だった子のひとりAちゃんが、大志の隣の席になった。 忘れもののチェック表を作るという授業があったときに、「こうやるんだよ」と自分のを作りながら大志に見せていた。大志には、Aちゃんの指示がすぅーっと入るようで、言うとおりにやって全部できた。 また、昆虫の体を色でぬり分ける、という課題があり、Aちゃんは、「それなら、大志くんにもできる」と張りきって、「大志くん、クーピー出して」と大志を促し、自分のを見せたり、別のお絵かきを始めた大志をたしなめたりしてやらせた。Aちゃんは自閉症支援が得意のようだ。 算数でも、計算ドリルを、大志にも書くように促してくれて、一応、全部の問題が大志の字で書かれた。プリントの余白に、“○人の子どもで分けると、○コになります”というAちゃんの字があり、○の中に数字を書かせようとしたあとがあった。Aちゃんは、きっといい先生になれるだろう。 ところが、こんなこともあった。 調べ学習の第2弾で、今回のテーマは「むかしの○○」というもの。 Aちゃんが、「大志くんの意見もきかなきゃ」と言って、紙に「むかしの」に続く言葉を「おかし」「がっこう」「でんき」と並べ「○をつけてね」と書いて、「大志くん、どれがいい?」と見せると、大志は「おかし」に○をつけた。 誰に教わることもなくそういう手法を使えるAちゃんはたいしたもんだ。ちょっとした工夫で大志も参加できるんだなー、とこっちが感心。 そのあと、グループの他の4人の意見は、「おかし」と「おかし以外」に分かれた。Aちゃんは「おかし以外」支持。そこでAちゃんは、大志を味方につけようと、紙に「がっこう」と「でんき」だけ書いて(わざと「おかし」をはずして)、大志に○をつけさせようとした。ところが大志は、「オカシ!オカシ!」と強く主張(?)したので、結局、テーマは「むかしのおかし」に決まってしまった。 Aちゃんの作戦、失敗! |
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