大志とともに  −自閉症子育て日記−
    第26回 たいしダヨリー

 幼稚園を卒園し、小学校に入学すると、それまでお世話になっていた幼稚園やY園の先生方、S子ちゃんのようにせっかく仲良くしてくれるようになった友だちと離ればなれになった。全く接点がなくなったままにしておくのはもったいないなーと思い、何かつなぎになることはできないものかと考えていた。
 また、普通学級を選択したことで、心配してくださる先生も多かった。
 そこで、学校生活がどうやら軌道に乗ってきたころ、小学校での大志の様子を知らせるために新聞を作ってみようと思い立った。
 第1号は入学式のこと。第2号は参観日。といった調子で、授業での様子やクラスの友だちのことなどなどを記事にした。タイトルは、“○○だより”は平凡だし、中身は日記(ダイアリー)みたいなもんだから、ということで、“たいしダヨリー”とした(どうでもいいですが)。
 幼稚園やY園などにはペーパーで送ったが、パソコンで知り合った方にメールで送ったところ、自分のHP(ホームページ)に載せて紹介したいという方が現れ、コメントがほしいということで、書いているうちに、それなら自分でHPを作っちゃえ、ということで、パソコンと悪戦苦闘しながら、マイHPを立ち上げたのは、その年の冬だった。
 しかし、全く大志のプライバシーの暴露である。大志が「ボクのことを書かないで」と言うようになったら、やめるつもりで始めたが、現在まで継続して270号を超えるまでになった。(つまり、小学校からのエピソードは既にHPで公開していますので、どうぞご覧ください)

 HPを立ち上げると、障害を持つ子の親から感想のメールが届くようになり、励みになった。ほとんどが肯定的評価だったが、1件だけ否定的なメールがあった。大志くんの日常を公開すると、学校や役所と交渉するときに、手の内がばれて不利にならないかというものだった。その方は、学校を敵として戦っているようだった。私は、むしろありのままを見てもらうことで、学校や役所の理解が得られるのではないかと思った。




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