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日本語がぽろっぽろっと出てくるようになったころ、視線を合わせてくれたというのが記録にあった。 「ものを投げたので叱ったら、視線が合った」とある。「こら!」と言ったら、こっちを見たんだと思う。 そういう反応があったときは、とてもうれしい。 Y園主催の親の勉強会で、国立特殊教育研究所(当時)の先生から「子どもがどんなことをしたときにうれしいですか」と質問され、他のお母さん方が「いうことをきいてくれたとき」などと答える中、私は「ちょっかい出して反応があったとき」と答えて、失笑をかってしまった。 でも、子どもにちょっかいを出したら、やっぱり反応してほしい。 勉強会のあと、その先生がたまたま廊下で大志を見てくれたが、そのとき「この子は視線が合うからだいじょうぶだ」とおっしゃった。 何がだいじょうぶなのかよくわかっていなかったが、その頃は私もママも大志の評価に一喜一憂していた。(今もですね) 一方で自閉症らしい行動や困ったことも続いていた。 頭を床にぶつける自傷行動、かんしゃく、好きなことには過度に集中、こだわり、家からの脱走、並べる遊び、夜中に起きて遊ぶ睡眠障害等々。 ミニカーを並べて遊んだことは既に書いたが、家では、調味料のびんを並べたり、M銀行のくじらのちらしを気に入って部屋中に並べたり。 大志が気に入っているので、銀行でそのちらしを30枚くらいもらってきたら、おじいちゃんやママももらってきていて、家の床がくじらだらけになった。 ビールびんを箱から出してきてテーブルの上におき、全部ラベルを自分の方に向けて20本並べ、箱が空になったのを確かめると、いすに座って、並べたビールびんを眺めてニマーッとした。 買い物に行っても、缶詰やジュースなど、ラベルが正面を向くように全部直したりした。作業が終わったところで、他のお客さんが1コ持っていったら、すかさず追いかけていき、その方の買い物かごから取り返したことがある。ひら謝り。 |
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