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◆見せ場は1000m走 中学生最後の運動会がありました。 今回の大志の出場種目は、100m走、1000m走、学級対抗リレー、綱引き、応援合戦でした。 100m走は、昨年5人中の4位でしたが、今回は4人中の3位。前日の練習では2位だったとききましたが、練習では手を抜いた子がいたのかな? 1000m走は、昨年はビリから2番目で最後まで走ったような気がしましたが、今回は、ちょっとおもしろいレース展開でした。スタートは、オープン参加なので一番外側のコース。ピストルが鳴り、一斉にスタートするとやはりビリから2番目につけました。・・・と思ったらまもなく追い越されてビリ。2周目、二人並走する前の選手に追いつきましたがちょっと減速、追い越さずに3人の後ろのまま走ります。3周目、その2人を追い越し、生徒席の前で「たいしく〜ん」と声援を受けながら、さらにもう2人を一気に抜いて、9位に出ました。ここが本日のハイライトでしたね。 4周目、うしろから高速の選手が数人追い越していきました。これは1周先を行く選手です。そして、5周目、そのまま9位で行けるかと思ったら、あと50mのところで、スパートをかけてきた2人に追い越され11位でゴールしました。去年より順位1つ上がりました。しっかり見せ場を作ってくれるたいしでした。 応援席の前を走ると、「たいしく〜ん!」と名前を呼ぶ声援も聞こえました。 ・・・ゴールした選手たちは、ひざに手をあててゼーゼーしてますが、たいしはケロッとしていて、まだまだ走れるような表情だったので、勝負へのこだわりがあれば、もう少し早かったかも。 学級対抗男子リレーも堂々と走り、たいしのときに途中1人に追い越されましたが、チームとしてはあとで逆転して1位でした。 綱引きは、相変わらず、綱につかまっているという感じで、1回戦、みんなが持ち上げた綱をつかんだと思ったらそのままズルズルと引きずられて、一瞬で負けました。 ずっと半袖Tシャツでしたが、応援合戦では、その上にトレーニングウェアを着ることになっているようで、ちゃんと自分で脱いだり着たりしていました。今回は、先生の付き添いはほとんどなく、応援合戦の終了後、そのままの格好で記念撮影という場面がありましたが、既にたいしがトレーニングウェアを脱いでいて、ある女の子が「たいしくん」と声をかけて、着るのを促してくれていました。 そういえば、1000mの集合のとき、「1000m走の選手は集合場所に移動してください」という放送がかかっても、動こうとしなかったので、私が「1000mの選手は集合だってよ」と促しました。たいしは「やるぞ!」とはりきって集合場所に向かいましたが、不特定多数に向けたアナウンスはやはり、自分に向けられたメッセージなのかどうかわかりにくいのかもしれません。 他の保護者の方から「今年もたいしくんに負けちゃった」「活躍の場面がいっぱいあっていいですねー」などのコメントをいただきました。 また、あとで聞いた話ですが、たいしの交流学級、3年2組の先生が、「たいしくんも学級対抗リレーに出てもいいかなぁ」とクラスに諮ったところ、「まかせてくれー」と力強い支持があったとのことでした。かつてのクラスメートは今でもたいしをサポートしてくれる気持ちを持ってくれているようです。自信があるだけあって、2組は学級対抗も1位でしたが、選抜リレーも1位でした。 ◆中学校最後の運動会 たいしが書いた、運動会の作文です。 ○最後の運動会 三年五組 貝吹大志 まずは入場行進です。行進では、となりの人に並んで歩くようにいつもとなりの人を横目で見ながら手を振って歩きました。続く、戸山体操でも前の人の動きを見ながら間違わずにできました。先生が前から話していた指先と腕を伸ばすことも気にしながらしっかりできました。 次は、百メートル走です。ピストルの音でいっしょうけんめい走りました。残念ながら二人に抜かれて三位でゴールしました。三位だったけれど、ぼくはだいぶ足が速くなりました。もうすこしがんばれば一位をとれたかもしれません。毎日の体力づくりで、ぼくは足が速くなりました。 その次は、千メートル走です。スタートして何周目かに、ぼくはいっきに四人を抜きました。とても気持ちがよかったです。その後途中で何人かに抜かれて十位でゴールしました。「もうちょっと速く走れたかな。」でも、毎日のランニングをがんばったおかげで、みんなにあまり遅れないで走ることができました。先生もあとで「大志くんの走り、きれいだね。」と、言ってくれました。ぼくはうれしかったです。 中学校最後の運動会。ぼくはがんばりました。もう中学校の運動会はないですが、これからも毎日体力をつけて、来年の新しい学校での運動会もがんばります。 |
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4人抜き(2人抜いたところ) ゴール手前で抜かれた |
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