|
|||
◆ころんでもころんでも立ち上がる スケート場に、たいしを連れて行ってきました。たいしが最近興味を示し始め、しかも愛護手帳があると無料で滑れることがわかったので。もちろん、「スケートに行きたいですか」とたいしに意志確認してあります。最初「ワカリマシタ」って言いましたけど。「わかりましたじゃなくて、行きたいか行きたくないか」「イキタイデス」ということで。 たいしはズックのひもは結べますが、スケート靴のひもをきつくしめるのはまだ不十分のようなので、そこだけ手伝ってあげます。で、たいしを先に氷にのせてから、自分も履きかえました。 さて、たいしはどこかなー、っとさがしながら1周。いたいた、ころびそうになりながら、ころびながら滑っているのを追い越しました。それからヨタヨタとたいしにつきあって2周。そろそろ疲れてきたかなと「休みますか」「ヤスミマス」。ということで休憩。 「何時まで滑りますか。それともあと何周しますか」「3シュウデス」。そう答えてすぐまた立ち上がりました。おいおいもう行くのかい。張りきっているというより、ただ座っていると手持ちぶさたなのかもしれません。 それからまたころびそうになりながら、何度もころびながらすべりましたが、1周しただけでスケートは「ハ」の字だし、すごく疲れているように見えるので、「休みますか」ときいてみましたが、「ヤスミマセン」。2周目も「ヤスミマセン」。自閉症のこだわりもあるのかもしれませんが、♪思い〜いこんだあら、試練のみ〜ちいを〜・・・ って感じで、ころんでもころんでも立ち上がって、自分で決めた目標にチャレンジしているって感じで、なにやら感動してしまいました。がんばるねー、きみ。 ◆プレゼントアリガトウ たいしの誕生日に、長野の弟からプレゼントが届きました。「たいしくん、ありがとうって電話するよ」。電話番号を押しながらたいしを待機させました。でも、不在だったので、「またあとでかけようね」。ということで、たいしはパソコンへ。 しばらくして、電話がなりました。たいしもきて、受話器をとりたそうにしているので、たいしにとらせました。 「モシモシ」「貝吹です、って言うんだよ」「タンジョウビノプレゼントアリガトウゴザイマシタ」。おいおい、相手がちがうよ。受話器から「おめでとうございます」という声が漏れ聞こえます。あらら、誕生日おめでとうを催促したみたい。 ママがたいしから受話器を受け取ったら、自閉症親の会のお母さんでした。明けましておめでとうだったようです。 ◆冬休みの作文 三学期の始業式の日にさっそく冬休みの作文を持って帰ってきました。 「冬休みをふり返って 貝吹大志 この冬休みで一番楽しかったことは、八戸へ行ったことです。八戸には、おじいさんとおばあさんがいます。おじいさんととおばあさんに会ったとき、「よくきたね」と、ぼくに言ってくれました。ちょうどお正月だったので、おじいさんとおばあさんから、うで時計のお年玉をもらいました。かっこいい時計で、とても気に入っています。ありがとう。 がんばったことは、宿題の体力づくりです。一番がんばったのは、雪かきです。雪はあまり多くなかったですが、降ったときに雪べらをおして雪かきをしました。雪かきをした後、雪がなくなってきれいになったと思いました。学校がはじまりましたが、休みの日は家でもきちんと雪かきを続けます。」 先生が取材しながらとはいえ、ずいぶん作文らしくなってきました。 ◆超能力がなくなった!? 担任の先生は時々、たいしに手品を見せてくれました。たいしは、「超能力だー!」と言って驚いていたそうです。何度かやって見せているうちに「先生は超能力者」ということになったりしてました。 で、私、たいしが手品に興味があるんなら、手品をしこんでもらうのもいいかなーと思いました。手品は相手を意識して、タネを見せないようにしないとできませんものね。つまり対人関係訓練になるかなと。ということで、先生に提案したら、さっそくやってくださいました。 毎日1〜2種類の手品をたいしに練習させて、家でそれをやってみせることが宿題です。 初日は、どこまでが準備でどこからが演技なのかよくわからなかったので、「コレカラテジナヲハジメマス」と言わせました。 2日目、手に持ったひもをハサミで切ったけど切れてない、という手品で、手の中を見せちゃったりして、一応演技を終了させましたが、「ミエチャッター」と。 ・・・手品コントのようで、これはこれでおもしろいです。ママも私も大爆笑。 3日目はトランプ手品。セリフの言い方もよくなり、タネもバレないでやれました。パチパチパチ… 手品を覚えたたいしくん、「超能力」と言わなくなりました。 |
|||
![]() |
|||