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◆コレデダイジョウブ 私は、毎日夜寝るのは早いです。9時か10時には寝ます。かつて、たいしやミューを寝かせようとしてそのまま先に寝ていたくらいで、今もたいしが早く寝るように誘導しようと思いつつ先に寝てしまいます。で、朝は3時とか4時とかに起きて、メールチェックしたり、この原稿を打ち込んでいるわけです。 ところで、その土曜日は、ママも疲れたと言って、早く寝たそうです(私は既に寝ている)。土曜日は、10時からたいしの好きな番組“エンタの神様”がはいる日。いつもならミューも見るんですが、ミューも運動会で疲れてダウン。みんな寝たせいか、たいしも寝るつもりになったらしく、ビデオをセットして「コレデダイジョウブ」と言いながら、ふとんに入ったとか。 翌朝、片づけたはずの新聞がテレビの前に落ちていたのは、たぶん、チャンネルを確認するために、たいしが引っ張り出したものだったんですね。放っておくと、自分でいろいろ考えてやるもんです。 ◆おいていかれる! 土曜日の朝、たいしが「ガッポコウエンニイク」と、意志表示していましたが、土曜日はミューの運動会だったので、日曜日に行くことにしました。ただし、パパも用事があるから、ちょっと出かけて帰ってきてからだよ。ということを、たいしにも説明して、「ハァイ、ワカリマシタ」という返事で、出かけるときも、「行ってくるからね」「ハァイ」だったのですが・・・。 私が玄関を出たとたん、たいしが、バスの福祉乗車券を首に下げて、走って追いかけたそうです。・・・やっぱり、口だけの説明では安心できないものがありそうです。スケジュールは書いて見せた方がよさそうですね。 ◆たいしが班長 日曜日の夜7時過ぎ。町会の役員さんがお見えになりました。子ども会の総会の案内を持ってきたと思ったら、「たいしくんは班長だから12班のメンバーにも配ってください」と、同じ案内の書類を6部おいていきました。そっかー、6年生になるとそういう仕事もあるんですね。 たいしは「ハァイ、ワカリマシタ」と軽く了解しましたが、「ほんとにわかったのかなー」と役員さん。その方はたいしが自閉症だと知ってますし、ラジオ体操や町会の行事で何度もたいしと接しています。ですから、わかっててあえてたいしに班長をあてたんだと思います。 さて、じゃあすぐに配っちゃおう、ということで、私もたいしも既にパジャマを着てましたが、着替えて配りに行きました。「今度の日曜日に子ども会の総会があるので参加してください」と言う練習をしてピンポーン。「コンドノニチヨウビニコドモカイノソウカイダイサクセン・・・」 あれ?そうだっけ?・・・ってな感じでまあ、もらった方は文書を見ればわかるから「はい、どうも」。5軒のうち1軒はおるすだったので、郵便受けに入れましたが、あとの4軒は手渡しさせました。 これはなかなか、たいしの顔をうるのにいい仕事ですね。 ◆子供会 さて、一週間後の日曜日。町内の子供会です。案内を配った班長としては、行かないわけにいきません。 私が付き添って行きましたが、日曜日の朝のアニメタイムがちょうど終わる9時集合ということもあって、ちょっと遅れて行きました。30人くらいの小学生が座って話を聞いているところでした。 活動の最初は農作業。まず、交流会館の近所の畑に豆をまいたりネギを植えたり、というのをやりました。たいしも豆をひとつまみもらいましたが、「豆を二粒ずつ土に入れて・・・」と言っている横で、「ワー、オトシチャッター」と豆を手から地面に落としたのはたいしです。拾わせようとしましたが、「イヤデス」と、ひとり群れを離れて歩きだします。最初に「手が空いている子は石を拾って」と言われて、子どもたちが石を投げると、斜面をころげ落ちてくるという場面がありまして、たいしがこれを気に入ってしまい、そっちにはまることになってしまいました。なんとか、豆もまかせたり水を汲みに行かせたりしましたが、たいしのノリは、いまひとつ。ネギの苗も一度は握ったんですが、やはり「イヤデス」と離してしまいました。 さて、次の活動は、公園に行き、ベンチ製作です。駅のホームにあるようなプラスチック製のひとりがけ×5人のこしかけの台の部分がいくつかあって、それに足をつけたり、板を張ったりしてベンチにするという作業。男の子たちは気に入ってかなづちトントンしていましたが、道具が足りなくてたいしにまでまわってきません。そこで、たいしには運ぶ係をやらせました。台が置いてあったところから作業場所へ。できあがったものを公園の縁へ。けっこう重いので私と二人で運びました。 作業が終わると、ジュースを買いに行こう、ということで、そこから酒屋まで散歩ということでみんな歩きだしました。たいしもついていきますが、途中家の近くの公園を通過中に方向を変えて、アスレチックにのぼってしまいました。「たいしくん、おいていかれちゃったよ」。すると、「オイテイカレナイゾ」とアスレチックから降りて、やっとみんなが向かった方角へ。 そして、お昼タイム。お昼は豚汁に炭火焼きの魚でしたが、たいしはダメ。食べない。みんなが食べている後ろにゴロンと横になったまま。たいしが「サンビキノコブタト、トムトジェリーガ、ムニャムニャ・・・」とブツブツ言っていると、「三匹の子豚とトムトジェリーが・・・って意味わかんね」と言う声が。たいしと接した回数が少ない子にはしょうがないよね。 それからまた、みんなが食べ終わった頃にたいしが何かいたずらしたのか、「たいしくんそういうことしちゃだめ」という女の子の声。そして「ダメジャナイデショ!」とかなんとか、たいしの怒気のこもった声。それがきっかけで、子どもたちは次々と立ち上がり、遊びに行く子は遊びに行ってしまいました。子どもたちがそれ以上その場面では相手にしなかったので、たいしがパニックになることはありませんでしたが、う〜ん、こういうところが難しいところですね。 たいしには、あまり楽しい場面がなかったようですが、それでも、「子供会は楽しかったですか?」ときくと「タノシカッタ」と答えるのは、ほんとに楽しかったんでしょうか、パターンで言っているのでしょうか・・・ |
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