た い し ダ ヨ リ ー  ★5年生編★
    第208号 いよいよ親親離れ?

 
クッキーマンをつくったよ!

◆八戸に行くの?行かないの?

 八戸市に新しくできた自閉症支援施設「夢」に、ママと二人で行ってきました。そこで、AAPEPという自閉症の検査を受けようと思いまして、その前の面談をしてきました。「夢」は新しくできたんですが、スタッフの方は、自閉症研究会の講座で面識のある方ばかりなので、楽しくお話してきました。NPO法人なので、やる気のある方々が集まっているようです。
 ちなみに、たいしはこの間、八戸のおじいちゃんちで、お手玉などで遊んでおりました。実は、ママが「夢」に行くためのアポをとったのですが、私、たいしも連れていくものと思いこんでおりまして、「今日は八戸に行くよ」とたいしを起こし、「八戸に行くよ」と言いながら着替えをさせたんですが、行く段になって、「きょうはたいしはるすばんだよ」とママからきかされた。えっ!こりゃたいへんだ。
 「たいしくん、ごめん、今日はたいしくん、るすばんだって」でも、たいしは「ハチノヘニイキマス」。わぁー、やっべー。念のため、「夢」にたいしの扱いを確認しようと思ったけど、まだ時間が朝早いので、連絡がとれません。そこで、車から携帯で連絡をとり、たいしを連れて行かない方がいい場合は、おじいちゃんちに預けようという作戦にしました。そして、結果、預けることになったわけです。
 突発的ではありましたが、初めてたいしを八戸おじいちゃんおばあちゃんに預けることになりました。朝からたいしを混乱させそうな展開だったので、「あとでジャスコに行こうね」と、ごほうびの約束もしたせいか、たいしはおじいちゃんたちと楽しく遊んだようです。ときどき、「ジャスコヘイコウカナァ」などとつぶやいていたとか。・・・まあ、考えてみれば、八戸に行くと言えば、たいしにとっては、おじいちゃんちなので、むしろ自然な流れだったかもしれません。
 ということで、プラレールトーマスの仲間がまたひとつ増えました。


◆イヤ〜ン

 たいしが、トイレのドアを開けたまま便器にまたがっていました。
 「たいしくん、うんち? うんち出た?」と声をかけると、たいしは「イヤ〜ン」と言ってドアを閉めました。恥ずかしがるというより、恥ずかしがるふりをしたようですね。意外な表現をするものです。・・・おもしろいけど、ちゃんと最初から閉めときな。


◆協力学級での授業

 三学期になって、つばめ学級のなかがわ先生が協力学級の国語の授業を担当し、たいしも一緒に授業を受ける、という試みを行っています。たいしが飽きてくると、「ツバメガッキュウニイッテ、ホンヲヨミマス」と言わせて、つばめ学級に戻らせることにしました。
 で、その日、「50分になったら戻っておいで」と先生が言ったら、ちゃんとその時間に戻ってきて、一緒に音読したそうです。
 一緒にできる場面で一緒に授業を受けるひとつの試みとして、いいんじゃないでしょうか。


◆いよいよ親離れ?

 土曜日、ミューがCDウォークマンのイヤホンがこわれたから買いにいきたいということで、電気屋さんに行くことにしたんですが、たいしを誘っても「イッテラッシャイ」。たいしはインターネットの醤油戦士“キッコーマン”というのにはまっていて、その歌の画面を紙芝居調にお絵かきしたり、かつてはまっていたリーダーラビットのソフトで遊んだりしていて、動きません。
 そして、翌日曜日も、私がビールを買いにスコールに行くのにたいしを誘いましたが、「ルスバンデス」とパソコンから離れませんでした。
 今までなら別に自分の目的がなくてもついてきたのに、いよいよ親離れでしょうか?それともどうしてもパソコンをやめたくなかったのでしょうか。


◆やっぱり親離れ?

 さらにその次の日は、参観日で、私は朝から休みをもらったので、久しぶりに朝のたいしの通学に付き添いました。たいしは振り向きもせず、ずんずんひとりで行ってしまいます。今まで一緒に歩いたときのように、奇声を出すこともほとんどなく、水ポチャにはまることもなく、私にちょっかい出してくることもありませんでした。
 雪の回廊状態で視界が狭いので、たいしの気が散らなくていい環境なのかもしれませんが、それにしても、私と遊ぼうともしなくなったのは、やっぱり大人になってきたんでしょうか。ずっとたいしの後ろを歩いてたんですけど、おーい、退屈するから、かまってよ。


◆協力学級参観日

 その日の午後は、参観日です。つばめ学級に行くと、先生もたいしもいませんで、5年2組で一緒の授業ということでした。
 5年2組の教室をのぞくと、たいしは、廊下側の列の一番うしろ。参観するには一番見やすい席です。授業を進めるのはなかがわ先生。ちょうど、始まりのあいさつから見ることができました。
 「これから5時間目の授業をはじめます」と当番が声をかけると、みんなで「はじめます」とおじぎしましたが、たいしもちゃんとやりました。こういう、パターンになっているものはたいしも自信をもってできますね。
 さて、授業が始まると、みんなが音読用のプリントを見ています。たいしも手に持っていましたが、横にしたり逆さにしたり、書かれた文章には目が行ってない様子。そのうち教材をおいて、机を下から両手でパンパンとたたきはじめました。私がたいしの肩をぽんとたたくと、ちょっとだけやめましたが、また違う音をたてます。みんなが音読中でそれほどには目立ちませんでしたが、近くに立ってたお母さん方にはたいしのやってることが見えてます。           (つづく)





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