た い し ダ ヨ リ ー  ★5年生編★
    第196号 テンキヨホウノジカンデース

◆警察帽を作った

 たいしがテレビを見ながら泣いています。自分のトレシャツで涙をふいている・・・(^^ゞ ママが「ティッシュでふきなさい」と言ったら、ティッシュに変えましたが (^o^)
 テレビでは、幼児誘拐事件を扱っているところでした。幼児や家族に同情したのか、何かのこだわりからくるパニックなのか定かでありませんが、たいしの感性に響くものがあったようです。
 続いて画面は、バスジャック事件です。またまたたいしが泣いています。そのうち立っていなくなりました。
 戻ってきたら、紙をはさみで丸く切ったりして、何を始めたものやら。私もママもしばらくテレビを見ておりましたら、たいしの作品ができあがりました。たいしが作ったのは、おまわりさんの帽子。さっき丸く切ったのは、帽子の上の部分だったんだねー。その下に細長く切った紙をわっかにしてテープでとめ、三角のつばをつけてできあがり。

 説明書を見ながら部品を組み立てる工作はけっこう得意でしたが、部品を作るところから、やったのは、おそらく初めてだと思います。
 かぶるにはちょっと(かなり)小さい帽子でしたけど、たいしは頭の上にのっけてごっつりしてました (^^ゞ


◆リンカンガッコウワタノシカッタデス

 5年生の林間学校の行事がありまして、たいしが初めて学校行事で1泊してきました。場所は、青年の家だったので、行って泊まったことはありましたが、それにしても落ち着いていられたようです。
 グループ活動は、たいしと仲のいい子たちばかりでしたが、寝室はグループから離れてなかがわ先生と一緒。
 グループのメンバーにはそれぞれ係がありますが、たいしは食事係です。食事係って何やるの?

 ・・・初日のお昼はカレーライスの自炊です。ママがPTAの広報の仕事で現地に写真を撮りに行くと、ちょうど食事の準備をしているところでした。たいしは、学年主任の先生の横でじゃがいもの皮をむいています。おー、食事係。家で練習しただけあって、上手だね。と思ったら、あれーっ? 2個だけやってやめちゃった。 まあ、でも、いいとこ見せられたね (^^ゞ

 帰ってきたたいしは、「リンカンガッコウワタノシカッタデス」と言ってるので、親がいなくても安定して2日間も楽しめるようになったんですね。 ・・・ただし、何が楽しかったのかきいても答えてくれません。このへんは、相変わらず (^^ゞ
 

◆テンキヨホウノジカンデース

 7時前に仕事から帰ってきて、階段を2階に上がってくると、「テンキヨホウノジカンデース」と何度も叫ぶたいしの声。また、新しい遊びかと思いきや「ヘンジシテクダサイ!」思わず、「はーい」と私。
 「たいしくん、誰に天気予報を教えたかったの?」「オカアサンデス」。
 ママは1階でごはんの準備中でした。 はは〜ん、これはきっと、ママが「天気予報が入ったら教えてください」と言いながら、1階に降りていったんだな、と推理する私。

 ところが、「そんなことは頼んでない」というママの証言。「たぶん、毎日、天気予報見せて、って言うからじゃない?」
 ということは、テレビに天気予報が入る=これはママが見たい番組だ=教えてあげよう、というように思考回路が作動したということになります。人に何かしてあげる、というのは、自閉症児には苦手な気がします。
 まてよ、テレビに天気予報が入る=ママが見なければならない番組だ=ママが見ないと気がすまない、と解釈すると、自閉症児のこだわりとして解釈できます。さて、どっちの解釈によるべきか・・・


◆100エンノヲカウゾ

 8月のお盆過ぎから、土日は自閉症関係の勉強会や町内会の旅行などで9月いっぱいまで何か行事が入っておりました。10月になると、例年仕事が忙しくなって土日出勤が続くので覚悟しておりましたが、第1週はまだそこまで至らず久々に予定がないゆっくりした休日となりました。
 ということで、たいしダヨリーの発送をやろうと思いまして、たいしに宛名シールとたいし切手を貼ってもらい、郵便局まで二人で散歩します。たいしに封筒を持たせると、もう何をやるのか心得たもので、迷うことなく郵便局まで行きポストに投函しました。

 せっかくだから、買い物練習もして行きましょう。たいしに「これで買える好きな物を買っていいよ」と100円を持たせ、スーパーに寄ります。たいしはゲームコーナー、おもちゃコーナー、お菓子コーナーとうろうろします。おもちゃコーナーで、CMのセリフを言いながらスライムをとりましたが、7百いくら。「それは100円で買えるかな?」と言うと、棚に戻しました。お菓子コーナーでトーマスのポッキーをとりました。「おっ、それは50円だから二つも買えるぞ」と言いましたが、結局棚に戻しました。
 たいしが「コレヲカイマス」と決めたのは、おもちゃコーナーの組み立て飛行機。値段がついてないので、棚の方で確認したら、121円です。うーーん、どうしよう。
 「たいしくん、それは100円で買えますか?」「カイマス」とレジに行こうとします。ちょっと待ってとつかまえて、「たいしが持っているお金はいくらですか?」「121エンデス」
 持っているお金が100円で、ほしいものは121円だということが理解できない様子。たいしの手を開かせて、「お金は100円です。これを買うにはちょっと足りません。いくら足りないか言えたら、その分のお金をあげます」と言ってみましたが、理解できたかどうか。
 「100エンノヲカウゾ」と、飛行機は戻しました。飛行機を買えないということは察知したようです。結局、その隣にあった双眼鏡のおもちゃが丁度100円だったので、それに決めました。




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