た い し ダ ヨ リ ー  ★5年生編★
    第194号 ボクガタイチョウダ




◆ボクガタイチョウダ

 町内のバス旅行に参加しました。今回は、ミューも友だちと一緒に参加しました。岩木山の麓をハイキングしてから温泉に入り、お昼を食べるというもの。中型バス1台で、全体では約30人です。
 ほんとは、夏休みに町内の子ども会の旅行の企画があって、それに参加しようとしていたのですが、集まりが悪くて延び延びになり、大人の旅行と一緒になったということでした。
 バスの出発は8時半。出発の10分前に行ったら、もう補助席になってしまいました。たいしをはさんで私が後ろ、ママが前。目的地まで約1時間半でしたが、たいしはパニクるどころか、おとなしく座っていました。
 目的地に到着。いよいよハイキングです。スタートからたいしと私は一番後ろ。ミューは友だちとどんどん先頭を歩いているようです。スタートして間もなく、かなりの集団からかなり遅れてきました。「たいし、おいて行かれちゃうよ、もうちょっと急いで」。すると、たいしは「イソグゾ!」と走り出しました。町内のおじいちゃんたちを追い越して、役員さんたちを追い越して、走って走って走りまくります。「そんなに急いだら疲れちゃうよ!」 やがて、遊歩道をふさいだ車のかげで止まったようでした。先頭のミューに追いついて止まったのでした。
 それからまた歩き出すと「ボクガタイチョウダ」と言ってます。そっか、一番前を歩いて隊長の役をやりたかったんだ。
 「別に隊長は先頭でなくてもいいんだよ。隊員を偵察に出してゆっくり行ったら?」 意味がわかったかどうか、またも、どんどん遅れます。水が流れているところが、たくさんあるので、そこに葉っぱを落としてみたり。どんぐりを拾ったりして、あっという間にまた最後尾が見えなくなっちゃった。
 私の方も疲れてきたので、もう、急がせません。別に遅れたからって、バスの出発時間には全然間に合うから開き直りです。


◆100円より飛びこみ

 やーっと目的地の温泉についたら、もう皆さんお風呂から上がるところでした。たいしは、「オンセンニハイル?」と張り切っていますが、私は足腰にかなりきていて、しばらく休みたい。ママがたいしに「5分待って」と何度か交渉して、やっと3分くらい休ませてもらいました。
 さぁーお昼だよ、という声もあったのですが、「お昼ごはんと温泉はどっちがいいですか?」「オンセンデス」。しょうがない、じゃ、ささっと入ってきましょう。
 ママが「温泉では飛びこんだり、泳いだりしません。できたら、100円だよ」「ハァイ、ワカリマシタ」とたいし。 ・・・ほんとにわかってんのかなー?
 お風呂に入ると、もう町内会関係者は誰もいませんで、他のお客さんが1人。たいしは、お湯をからだにかけるや否やジャボーン!と飛び込み。「100円がダメになりました」と言ったって、もう鎮まりません。もぐったり口から水鉄砲したり、プールと同じ。2時間近く歩いたのに元気すぎ。それでもなんとか、からだを洗わせて、お風呂から上がらせました。バスタオルがないので、「タオルしぼって、からだふいて・・・」 風呂上がりはたいしの動きがにぶい。しょうがいない、♪仕上げはおと〜おさ〜ん。

◆アスレチックよりバスの時間

 大広間に戻ると既に空になった缶ビールの山。ま、それはともかく、たいしは、ばったりとうつぶせの大の字に。さすがに疲れたよねー。
 それから私も宴会に参加。途中、自己紹介の場面になったので、例によって、たいしにゴジラをやらせようとしたら、ちょうどおにぎりをほおばっていたところで、モゴモゴ・・・ちょっと失敗。
 帰りは途中道の駅に寄りました。ここはアスレチックもあって、当初の予定では、少しぐらい遊ぶ時間がありそうだったんですが、予定より1時間くらい遅れているので、停車時間は10分ということになりました。おしっこしただけで終わりですね。でも、たいしは、おしっこのあと、「アスレチックデアソブゥ?」とそっちへ歩いていきます。まだ、遊ぶ元気があるんだねー。こっちは、まだ足腰にきいてる。「遊んでると、バスが行っちゃうよ。おいて行かれちゃうぞ」と言ったら、諦めてバスに戻ってくれました。大人になったもんです。
                (バス旅行終わり)

◆シートベルトスルノヲワスレタ

 車を運転中、助手席に座っていたたいし、突然「シートベルトスルノヲワスレタ」と言って、シートベルトを締めました。とっさに思いついたことを、ちゃんと言葉で言えるということは、かなり回路がつながってきているにちがいない。


◆1万円には興味がない?

 秋分の日。家族4人で八戸にお墓参りに行きました。「ジャスコに行きたい人は、おじいちゃんちでお手伝いしてください」と言うと、たいしは「オテツダイスルゾ!」とはりきっています。
 お昼の焼きそばづくりをミューとたいしに手伝わせました。たいしがやったのは、玉ねぎの皮をむく、焼きそばの袋を開ける、ウィンナーをふたつに切る、など。べにしょうがの袋を開けて、器にうつすのをやろうとしたら、こぼしちゃった。ま、失敗はつきものです。ひとつ終わると居間に行ってごろりと横になるので、「ジャスコに行きたい人はがんばらなきゃ」とエサを投げ続けました。
 そこに、おおおばさん(おじいちゃんのおねえさん)も来まして、ミューとたいしにお小遣いをくれました。たいしが「アリガトウ」といって、包みを開けると、なんと1万円・・・なんですが、たいしは、ぽんと横においちゃった。「あら興味ないのかしら?」とおおおばさん。5千円札まではたいしも持ったことあるけど、1万円札は初めてだったかも。   (つづく)



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