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◆カブトムシは「イリマセン」 八戸の実家でのこと。 おじいちゃんが「たいしくん、カブトムシほしい?」とききました。玄関前の道路で、カブトムシを拾ったんだって。たいしがほしがるかなーととっておいたらしんだけど、たいしは「イリマセン」と、見ようともせず、みもふたもない。 たいしは、カブトムシよりも庭の穴掘りをしている方が楽しいようです。穴掘りと言えば、いつもは鎌や熊手などの道具を次々と出してきて、最後に片づけていましたが、今回は、使った物を元に戻してから別の道具を出してきていました。そんなところにも成長がありますね。 さて、カブトムシのことですが、カブトムシをほしがるには、子どもどうしの文化の共有が必要なのかも知れませんね。たいしは、それを持っていると友達がうらやましがるというようなことには全く関心がないですし、みんなが欲しがっているということさえも知りませんもの。 ○○レンジャーなどの番組で、昆虫を扱ったりすると、興味を持つのかも知れません。 ◆ラジオ体操はひとりで行くよ 夏休みのラジオ体操、去年までは私も一緒に行ってやっていたのですが、今年はひとりで行かせました。ラジオ体操のカードを持って、行って帰ってきます。行くときは「イッテキマ〜ス」そしてなぜか、「スグモドッテクルカラネ」とあいさつして出て行きます。これは、帰ってくるところまでイメージしてのものかな? そして、体操しなさいって言われなくても、他の子どもたちと一緒にやってました(家の窓から様子が見えます)。 毎日、参加している町内会の役員の方が、「息子さん、だいぶ人の話が聞けるようになりましたねー」と、おっしゃってくれました。 行ってきますと言えば、私が「仕事に行ってくるからね」と言うと、「イッテラッシャ〜イ。キヲツケテネ」と言っていたのが、「仕事に行ってくるからね」「ドウゾ」に変わってきたのはなぜかしら? ◆食事中の立ち歩き対策 たいしは、ごはんを食べているときに「オシッコ」と言ったり、それ以外にも立ち歩いて何かおもちゃなどをいじりに行ったりすることが頻繁でした。 まず、おしっこ対策として、朝ごはんの前におしっこさせる必要があるんですが、朝起きたらすぐおしっこする習慣にした方がいい。そこで私は、夏休みのはじめに、たいしに見せながら「夏休みの目標 朝起きたらすぐにおしっこする」と紙に書いて、壁に貼りました。すると、たいしは、翌朝黙っていてもまっすぐトイレに行きました。今まではテレビの前のソファーに座ってボーっとしていたんです。これで、それ以降ほぼ“朝起きたらトイレ”ができるようになりました。・・・ちょっと対策をとるのが遅過ぎたかしら? 次に、夏休みも終わりごろになってしまいましたが(実際にはけっこう行き当たりばったりな取り組みなもので(^^ゞ)、ごはん中にたいしが立ったとき、ママが「ごちそうさま」だねと、たいしの皿を片づけてしまいました。それも流しの横だと、自分でまた戻すと思って、ベランダの方にすぐには見えないように。 1階でくつろいでいたママに「ゴハンヲタベマス」とたいし。「食べてもいいよ。どっかに置いてあるから探してごらん」。 たいしは2階に、ごはんを探しに戻ります。ママが様子を見に行くと、ベランダでたいしが泣きながらごはんを食べていたそうです。 その夜、私が仕事から帰ると、たいしはまたも食事の途中でテーブルを離れていたようだったので、たいしに見せながら「ごはんのときは“ごちそうさま”まですわっています」と紙に書きました。 書いているときに、たいしが「タッテワイカン」「タッテアルキマセン」と言っていたので、そのとおり書こうか迷いましたが、自閉症児には否定の表現より、なすべきことを指示する肯定の表現の方がわかりやすいので、「すわっています」にしておきました。 するとたいし、「カッコ」と言います。そこで、「(立って」まで私が書き、「あとは自分で書いて」と言うと、「あるいてはいかん!)」と自分で書きました。 さあ、これでたいしにも十分覚悟ができたはず。効果のほどは? ・・・効果は、まあまあでしたね。 ◆それを置く場所はトイレ! ママがたいしを連れて買い物に行きました。買い物から帰ってきて、たいしに「これ、2階に持っていって」と、トイレの消臭剤を持たせました。あとからママが見に行くと、ちゃんと2階のトイレに置いてあったそうです。 その消臭剤を寝室のたんすの上に置いてみたら、たいしがサッカーボールを持ってきてぶつけて落とし、またトイレに置きにいったということでした。これはトイレに置く物だ、という自閉症児らしいこだわりです。 |
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