|
|||
◆お小遣い たいしが、おばあちゃんの指示で夕飯のおかず(マグロの刺身)を二皿、1階から2階に持ってきました。おお、お手伝いえらいねー。 置く場所に迷っているようなので、「パパとママのおぼんにおいて」と言うと、そのとおりにしました。「はい、ありがと」。 ひと月くらい前から、自分の食事の範囲がたいしにもわかりやすいように、テーブルの上におぼんが4つおいてあるんです。 しばらくして、お駄賃をあげるのを忘れたことに気づきました。 ほんとは、あげるならすぐあげた方がいいと思うんですが、「さっきおかず持ってきてくれたときのお駄賃あげるよ」と10円をわたそうとすると、手のひらを広げて差し出しました。おっ、なんか珍しく積極的。そして、たいしの手のひらに10円玉をのせてあげると、「アリガトウゴザイマス」と言いました。これも珍しい。そして、言われなくてもすぐに貯金箱に入れました。 パターンとして入ってきたこともありますが、やっと、お小遣いをもらうことをうれしいと思えるようになってきたような感じもありました。 ◆ダイスキナンダ、アリガトウ おばあちゃんが、「おっきなウィンナーあげるよ」と言って、フランクフルトをたいしにあげました。するとたいしは、「ウワー、ボクウィンナーダイスキナンダ、アリガトウ」と言ったそうです。 なんかのセリフのマネのような感じもしますが、でも、そうやって場に合った表現を覚えて行くんですよね。 ◆運動会のダンスを覚えた たいしを学校まで送っていったママがそのまま運動会のダンスの練習を見てきました。5年生のみんなに混じっていると、もはやどれがたいしだか、目立つ動きで探すのは難しいそうです。ダンスの動きはみんなについていっているどころか、むしろ早く動いているくらいで、すっかりパターンを覚えちゃったようだということでした。 運動会、がんばってね。 ◆運動会の総練習 ママが、PTAの広報係の仕事もあって、運動会の総練習を見に行き、ついでにたいしのビデオも撮ってきました。 障害物走は“お米大作戦”というタイトルで、手ぬぐいを首に結んだり、ビニールで作った苗を植えたりするもの。練習なので、3列しか走らなかったそうですが、たいしの練習のために、順番でいくとずっと後ろの方になるたいしの列もその3列の中に入れてもらいました。かつて一緒のクラスだったかなやくんが、たいしと一緒に走る列になって、たいしを誘導しながら走ってくれました。苗を植える場面で通り過ぎたたいしを呼び止め、苗を植えさせて一緒にゴールしました。本番ではどうなるかな? また、運動会で、つばめ学級のなかがわ先生がゴールの係になったこともあって、たいしもゴール係のお手伝いをすることになりました。ゴールした子どもたちがもたもたしていると混雑するので、走り終わった子を順位ごとに誘導する役目です。 1位から3位の入賞者を誘導するのは他の子どもたち。たいしは4位以下の子を応援席に戻る道に誘導する役のひとりです。特に低学年のときは、手をつないで誘導します。ちょうど鉄棒があり、その後ろから歩いて行かせます。鉄棒まで連れていったら手を離してバイバイさせるようにしたようですが、たいしが横を向きながらバイバイするので、先生がたいしの頭を両側からおさえて「相手を見てバイバイするの」という場面もありました。 応援席では、2年生まで同じクラスだったみさきちゃんがたいしとジャンケンをして遊んでくれていました。・・・と思ったら、障害物競走の途中でジャンケンする場面もあるので、これも練習のうちのようです。 そして、5・6年生のねぶたダンス。多少タイミングがずれたり、左右間違えるところはありましたが、ちゃんと最初から最後までしっかりやってました。 先生の話では、総練習が終わった後、たいしを見失ったそうです。低学年から椅子を持って、校舎に入るんですが、気づかないうちにたいしも先に行っちゃったらしく、教室に行ったら、マットの上に寝転がっていたということでした。先生はあせったかもしれませんが、まあ、見失っても予想外のところには行かないようです。 さあ、次はいよいよ本番だぞ。 |
![]() ![]() |
||
◆運動会本番 朝、いつもより遅くまで寝ているたいしに「きょうは何の日ですか?」ときいたら、「ホンバンノヒデス」。ちゃんとわかってます。さらに、「アシタワコロナワールドデス」。 というわけで、本番の運動会です。開会式の間、腕を振ったり顔を左右に向けたりして動いているのはたいしです。でも、今まで私やママが持っていた、何をし出すかわからないという不安はほとんどありませんでした。ふらふらしてても、ちゃんと定位置にいます。ラジオ体操も多少ズレたりしてもちゃんと最初から最後までやってました。 開会式が終わると、すぐにゴール係。なかがわ先生とゴールに向かいます。総練習と違って観客がたくさんいて、ごちゃごちゃしてますが、たいしが動揺する様子はありません。最初に走ってきたのは4年生。先生の指示で、手をつなぎに行きます。たいしはニコニコしながら役目をこなしています。ゴール付近はビデオをかまえた観客が多く、また、ランナーが次々とゴールしてくるので、バイバイしている余裕はありませんでした。 その後も2年生や1年生を手をつないで誘導しました。先生の話では、3位だったのにたいしにひっぱられてしまった子がいたそうです。まあ、1回くらいそういうこともあるかも。誰か知らないけど許してね (^^ゞ 6年生のときは、「アッチデス」と指さすだけでした。その場で先生の指示を受けてやってました。 (つづく) |
||