た い し ダ ヨ リ ー  ★5年生編★
    第177号 お掃除したから・・・

◆お掃除したから・・・

 ある休みの日。私がパソコンをいじっていると、突然廊下で掃除機の音。ママは買い物に行ったはず、と思ったら、たいしでした。「たいしくん、お掃除? えらいねー」
 適当に掃除機をかけるとスイッチを切り、「カイダンヲオロシテクダサイ」。「はいはい、お掃除よくできました」と、屋根裏に上がる階段をおろしてあげました。うちの屋根裏は物置にしてあり、2階の天井から階段をおろしてあがるようになっているんです。屋根裏は、今はたいしのプラレールランドになっていまして、たびたび遊びに行っているようです。
 帰ってきたママにこの話をしたら、前に屋根裏に上がりたかったら、掃除しなさいと言ってやらせたんだそうです。たいしは、屋根裏に上がりたくなったから掃除機をかけたんですね。目標があると、お手伝いもすぐ覚えます。


◆わくわくランドに遠足

 土曜日。たいしがわくわくランドに行きたいと言うので、「じゃあ、歩いていこうか」と私と2人で遠足しました。橋を渡るときは川に石を投げたりしながらマイペースで歩きます。石を拾おうとして車道(けっこう車が通ります)に出そうになるのがちょっとヒヤッとしましたが、あとは普通の散歩。ちょうど1時間くらいかかりました。たいしは疲れた様子もなく、とっととアスレチックにあがっていきます。
 すべり台の順番待ちもできるし、すれ違いができないつり橋では、対抗者がたどり着くのを待つこともできています。放っておいても、トラブルなく遊べるようでした。
 帰りはママが迎えにきてくれたんですが、車に乗ったとたん「ツカレタモナ」(インターネットのサイトに出てくるモナーというキャラクターの口癖の“モナ”というのがしばらく続いています)。
 そんな、疲れたのを無理して遊んでなくてもいいんだよ。


◆いくらはらうの?

 日曜日もわくわくランドに行きました。ちょっと前日歩いた疲れがあるので、たいしも「クルマデイキマス」。
 もうひとりでもトラブルを起こさずに遊べるなー、という感じだったので、車で昼寝してようかな、と思ったのですが、高いところから物を投げようとしたりするので、やっぱり1時間目を離せませんでした。危険なことはしないとは思うので、思い切って放しちゃえばいいのかも知れませんが・・・
 帰るよと言うと、「サンジノオヤツデス」。じゃ、コンビニでなんか買いな。ママが持たせた財布に300円入ってるはず。
 コンビニに入ると、入口の横のビデオのPR画面にはまりました。おーい、おやつ買うんじゃないのかい。一度店内の方に進みましたが、「ムリデス」。じゃあ、何も買わないの? 「オトウサンガ、ポカリヲカッテクダサイ」 あ、そう。
 ポカリスエットのペットボトルをとってたいしに持たせレジへ。レジのおねえさんが「147円です」。「147エン」とたいしがオウム返ししながら、私の顔を見ます。「200円出して」と言うと、「200エン」と言いながら、100円玉を2個出しました。横を見ているので、「おつりをもらうよ」と言ったら、横を見ながらでしたが、手をのばしておつりをもらいました。
 お金を払う場面で、いくら出せばいいかわからなくて、パパに助けを求めてきたように、どうすればいいかわからないときに助けを求めることができるようになったのは、きっと将来に向けて必要なことだろうなー、と漠然と思います。
 また、147円に対していくら払えばいいかわかってないけど、200円が100円玉2個だということはわかっている、ということがわかりました。

◆レンタルビデオ遠足

 たいしは、しばらく前からインターネットで“ホーンテッドマンション”(ディズニーの映画)を毎日見ていました。そして、4月にトイザラスに行ったときに近くのコロナワールド(映画や温泉などが一緒になった娯楽施設)に寄って、ホーンテッドマンションの大きなポスターを見ました。ただホラー系の映画なので、たいしは興味はあるけどこわいようです。
 そんなある日、「コロナワールド」を連発し始めました。いよいよこれが見たい、と決意したんでしょうか。
 そして、私もママもコロナワールドに行く話をしないせいなのかどうか、土曜日で家にいた私のところにきて、耳元にひそひそ声で「コロナワールドニイッテエイガヲミテ、ソシテ、トイザラスニイッテオモチャヲカイマス」と言いました。もうちょっと長く話したように思いますが、中身はそういう意味です。
 「たいしくん、ずいぶんいっぱい話せたねー。でも、今日は行けないから、来週の運動会でがんばったら行こうね」という約束にしました。運動会の次の日の23日ということで。たいしは「23ニチ」と言って納得した様子です。
 「今日はツタヤでがまんして。でも、ツタヤまで歩いていくよ」と、その日の行事は、ビデオレンタル遠足にしました。わくわくランドよりは近いから往復歩くぞ。歩いてみたら、片道45分くらいでした。
 さて、ツタヤの駐車場まできたら、「おおっ、たいし、アバレンジャーだ!」 ところが、たいしは、アバレッドが待ちかまえていた右の入口を避けて、左の入口に方向を変えました。せっかくアバレンジャーがいたのに、見ないの? 握手してもらったら? 「イリマセン」と言って、店内のビデオのデモ画面を見ています。たいしは、着ぐるみが苦手なんでした。
 それからいつものように、ディズニーコーナーを中心にうろうろしていましたが、なかなか決まりません。“ピーターパン2”は?「カリマセン」 “猫の恩返し”は?「カリマセン」 提案してもなかなか趣味が合いません。
 「○○ノナカマタチガアリマセン」 あ、なんか借りたいものがあるんだ。それってどんなビデオ? ときいても、たいしは答えません。
 私が他のビデオコーナーを見ていたら、たいしは本のコーナーでかいけつゾロリの本を見ていました。ちょっと、待った! ビデオなら1本95円だけど、本は予定外。パパの財布の中はかなり寒い状態なので、ビデオ屋さんならいいだろうと思ってきたんだから! 「今日は本は買わないよ。ビデオにして」と言うと、ゾロリの本は置きましたが、また別のマンガ本をめくりだした。買わないからじっくり読んでくださいな。私は自分の趣味で歩くことに。せっかくきたので、私も1本借りました。
 たいしがやっと決めたのはミッキーのビデオでした。さあ、帰るよ。
 帰りも歩くのはさすがにちょっときつかったけど、たいしは家に入ったとたん、階段を駆け上がってテレビへ一直線。元気だねー。





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