|
◆ミューが帰ってきた!
ミューのクラスのお母さん方の主催で、近所の市民センターでもちつき大会がありました。ミューはアメリカ中で不在でしたが、ママは手伝いに行きます。たいしを連れていこうと思ったのですが、もちつきに誘っても「イキマセン」「ムリデス」と興味を示さなかったので、ママだけ手伝いに行くことにしておりました。
たいしの予定はその間にビデオの返却です。で、ママが荷物を運ぶために車で行ったので、たいしと私は市民センターまで歩いて、そこから車でビデオ屋さんに行く作戦にしました。
雪の積もった公園を通り抜けて市民センターの駐車場まで来たところで、いつもポケットに入れているはずの車のキーがないことに気がつきました。「あちゃー、失敗。たいしくん、ママのとこに行って、キー借りてくるよ」
そして、市民センターに入ると、体育館でもちつきの真っ最中。子どもたちが交代で杵をもってもちつきしています。でも、たいしはもちつきは見向きもしないで、他の子が持って来て床においたあった本を手に取り、ジャンバーを脱いですわりました。あら、長期戦のかまえだね。
ママは調理室にいるとのことで、たいしをそこにおいて、キーを借りに行きました。私が体育館にもどると、たいしは「オニゴッコダ!」と言って走り始めました。そうやってまた本を見たり、ステージに上がったり、走ったりしているうちに、もちつきを囲む子どもたちの輪に入って、もちつきにも目を向けました。ちょうど順番が途切れたところで、「やってごらん」と声をかけられたたいしは、杵を持ちました。そしてぺったんぺったんと10回くらいやりましたが、おもしろかったのかどうか、たいした反応はありませんでした。
図書コーナーに移動してしばし絵本を広げておりましたが、「イクゾ」というように立ち上がり玄関を出ようとしました。これこれ、ジャンバー着ないと寒いよ。
結局、ついたおもちを食べることなく退場。もっとも、たいしはおもちは食べません。
ツタヤでは、たいしにカウンターに行かせたら「ハイ、カエシマス」と、相変わらず順番を無視して返却しようとします。ちゃんと並んで、順番、順番。
またマリオカートを見たりやったり、はまってきました。ビデオは返すだけだよ、ということで借りませんでした。
市民センターに戻ってきて駐車場に車をとめました。「ママにキーを渡しに行くけど、たいしももう一度市民センターに寄りますか? それとも、寄らないでまっすぐ歩いて行きいますか?」ときいたら、「ヨリマセン」と言ってすたすたと歩いて行きました。
ところで、市民センターで、もちつきのまわりをうろうろしていたときのこと。たいしが突然「♪ア〜ルヒキンタガアルイテイルト〜・・・」と歌い出しました。えっ!? もしや“きんたの大冒険”?・・・。ちょっとやばいかな。普通の歌なら一緒に歌うけど、この歌はちょっとなー。
「♪キンタガマモーッテ、キンタガマモーッテ・・・」 ・・・なぜか“きんた”と“まもって”の間に“が”が入っていたのでほっとしたりして。“が”はたいしが意図的に入れたの?まさかね。
それにしても、教えないことはよく覚えるもんです。
さて、夕方、ミューがホームスティから帰ってきます。
たいしはダビングしたピノキオに夢中。「ミューちゃんが帰ってくるよ。たいしも迎えに行こう」と、何度も誘ってみましたが「イキマセン」のくり返しで動こうとしなかったので、私とママだけ駅まで行くことにしました。
疲れた顔のミューを連れて帰ってくると、たいしは、おみやげを広げるミューの横で「オニゴッコダ!」とはしゃいでいます。これがたいしの喜びの表現なんでしょうね、きっと(^o^)
◆誕生パーティだぞ
冬休み最後の日は、たいしの誕生日でした。
7時過ぎに私が仕事から帰ってくると、たいしは、ママと手作りチーズケーキに生クリームでトッピング中。ケーキには“おたんじょうびおめでとう 10さい”と生チョコクリームの文字。チョコレートの“M”は、たいしの大好きなマリオのMです。
できあがったケーキを冷やそうとママがベランダ(といっても窓もついています)に出そうとすると、「アー、ダメー」とたいし。「7時半になったら食べようね。それまで冷やすからね」とママ。
すぐにケーキを食べるのをあきらめたたいしは「クリームパンヲタベチャウゾ」。「これからごちそう食べるんだから、パンは明日にしようよ。チキンとポテトとチーズケーキ食べるんでしょ」と私。たいしは「ウソダヨー。パンワ、アシタタベマス」と持っていたパンを元の棚におきました。 へーっ、ウソダヨーなんてずいぶん難しいことが言えるねー。でもって、ちゃんと自分の行動をコントロールして、言葉で表現できています。 (つづく)
|

|
☆ ミューのインタビュー (続き)☆
Q ことばでは困らなかった?
別の家にホームスティするはずだった中学生のホストファミリーに病人が出て、同じ家に一緒に泊まることになったから、なんとかなった。
Q ホストファミリーでお手伝いはした?
ほとんど子守。3歳のジョサイアと2歳のテリーナはかわいかったー。11歳のマライアとも遊んだ。
Q アメリカに行きたいと思った理由は?
かっこいいし、英語が話せるようになるといいなと思ったし、自由な国が見たかった。
Q ホストファミリーのみなさんはどうだった?
メラニー(ママ)はやさしかった。
マーロン(パパ)はおもしろかった。ジョークが好きな人で、前にホームスティしていった子が書いた「夢」の漢字を体で表現したりした。「命」みたいなポーズで。
Q 日本と違っていたことは?
たくさんあった。食べ物は毎朝コーンフレークで、持たせてくれたお弁当はポテトチップとバナナだった。コーンフレークの箱が家の中に18種類もあった。おはしがない。お風呂にトイレがあるし、家の中までくつのままで入った。
Q 持っていったきものは着たの?
さよならパーティで着た。自分で着たんだけど、添乗員さんに直された。だから、行く前に着る練習する必要なんかなかったんだー。
Q また行ってみたい?
帰ってきたくなかった。絶対また行きたい。
* * *
・・・でも、最後は時差ぼけと疲れで、添乗員さんにかばんを持ってもらって列車をおりてきたミューさんでした。
|
|
|