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◆ごちそうを運ぶSL
さて、たいしが涙目をハンカチでふいていると、終点河口湖の駅に着きました。宿は“富士緑の休暇村”というところで、河口湖の駅から車で20分くらい。実は、駅まで無料送迎するというPRがあったので、大月から電話してあったのですが、「送迎は5時までです」と言われて、タクシー代を覚悟しました。特急料金の節約にならなかった・・・。
河口湖駅の改札を出ると、おせっかいな、いえ、親切なおじいさん(観光案内の関係者)がいて、「どちらの宿ですか。電話すれば迎えにきてもらえると思いますよ」と言いましたが、5時までと言われた話をしたら、バス停を案内してくれました。それでも「電話してみた方がいいと思いますよ」としつこいので、もう一度電話してみたら、しばし待たされたあと「じゃあ、○○でお待ちください」ということで、迎えに来てくれました。ラッキー。特急料金分ういた。
宿のPR用の写真では、宿の建物のバックに富士山がそびえるすばらしい景観なんですが、ガスがかかったあいにくの天気で見えません。運転手さんの話では、8月にはいってしばらくそういう天気が続いているそうです。このままでは、富士山はおがめないのか?
宿についたら、さあ、まずは食事だよ。ママの調べによれば、機関車が料理を運んでくるしかけがあるとのことで、その部屋に案内してもらいました。
ポッポーと音がすると、窓の外に機関車が現れたので、たいしは隣のテーブルの方まで進出して眺めています。機関車の後ろに貨車が2両つながれていて、その中にごちそうが入っていました。これは、たいし向けの企画ですねー。たいしは、次の汽車がくるのを楽しみにしてごちそうなんか食べてられない、という調子で、窓にはりついてました。おかげで、こっちはゆっくり食事ができた。なんとありがたい企画だ。
たいしが食べたのはチーズケーキとしゃぶしゃぶの肉ひと切れ。あとでおなかすきそうだな。
食事の次は、温泉です。たいしは、飛び込むわ泳ぐわで、人にしぶきをかけたりしないように抑えるのがたいへんでした。からだ洗おうと誘って、やっと洗い場に連れてくると、満席。また、はしゃぎまわる。飛び込みを防ごうと追いかけたとき、一度すべってしりもちをついてしまいました(私が)。ぎざぎざの岩にすって血がにじんでしまった。そのうちにたいし、「モーダメダ」とのぼせたのか、一日の疲れかわからないけど、お湯の中に突き出た岩の上に寝ころんでみたりして、「だから、早く洗って、あがるよ」と言ってもなかなか動こうとしません。それでもなんとか頭とからだを洗い終え、このままあがらないと、また長引くかなー、と迷うすきに、たいしはあっという間にお湯の中。この時点でもうかなりの時間がたっており、部屋のキーは私が持っているので、ママとミューが待っているかも知れません。
お湯の中のたいしに「九の段をやってください。九一が・・・」とふると、「クイチガク、クニ・・・」とのってくれたので、「・・・ククハチジュウイチ」「はい、あがり!」(家でやってるパターンです)と、腕をつかんで一気に脱衣所へ。
着替えを済ませると、ママとミューも丁度あがったところでした。よかったよかった。
部屋に戻ると、みんなバタンキューです。
◆キカンシャノゴハン
朝食はバイキングで、夕べとは別の場所です。たいしは自分で案内の看板を見て、「ショクドー」と、食堂の方向へ曲がる廊下を指さしました。「そうだよ、食堂はそっちだよ」
ところが、「おはようございます」と4人分の食券を渡したとたん、たいしは食堂を出て戻って行きます。「たいしー、どこ行くの?」 すると、「キカンシャノゴハン」。なーるほど、この宿のごはんは機関車が運んでくるってか。でも、朝はやってないよ。
ママが食券を返してもらってきて、「機関車は、夜だけだよ。確かめに行こうか」。 ということで、迷路のような廊下をうねうねと行きますと、夕べ食事した場所は真っ暗。たいしは、すぐに納得して引き返しました。
はい、改めてバイキング。たいしは、まずは大好きなウィンナーを2本とり、次に・・・そのままテーブルに座っちゃった。 おーい、ウィンナー2本だけでいいのかい。いくらいつも食べないからっていったってさー・・・
それでも、たいしのトレイにウィンナーやハムやパンを追加でおいたら、けっこう食べました。
食事が済んだらさあ、いよいよトーマスランドだよ。「はい、リュックしょって」
そして、部屋を出ると、「グズグズシナイヨォ。ハヤクイソゴー」とはりきっています (^o^) 今回の旅行では、行き先が楽しみだと、このセリフが出ます。
そりゃ楽しみだよねー、何か月も前から行きたくて、やっと実現しかけたと思ったら、ひと月も延期になっちゃった(141号参照)んだからねー。
「たいしくん、これからどこに行くの?」「フジキュウハイランドデス。トーマスランドニモイキマス」
しっかりわかってるねー。興味があるところに行くときは予定もばっちりはいって、会話もばっちりだもんね。
富士急ハイランドまでは、宿のバスで送ってくれます。ところで、今回の宿泊パックは、富士急ハイランドの1日券(通常大人4,500円)に温泉1日券(長〜い渡り廊下でつながってましたが、基本的には別の施設だったようです)に朝のバイキングがついて大人6,500円、子ども6,000円でした。ママがインターネットでかなり熱を入れて検索して見つけたんです。その情熱に脱帽。
でも、あんまり安すぎて、最後にハイランドの1日券をもらうまで半信半疑な部分もありました。もし、話が違っていたら、ミュー用は1日券でいいけど、たいしは1日券じゃ元がとれないかもね、などと相談もしておりました。
バスの中でたいしはごっきげん。「トーキョー」「シンバシ!」と、インターネットで覚えた山手線の駅名を連発したり、鼻歌を歌ったりしています。
さて、観覧車が見えてきました。「ほら、見えてきたよ!」「アレダ!」 さあ、いよいよ目的地です。
バスを降りたら、まずはロッカーに荷物を預けてー、と。
ずらーっと入場券を買うために並んでいる観光客を横目に一気に入場口へ。こっちは1日券持ってるもんねー。ずんずん進むたいしにぴったりだ。ここまで来ると並ぶだけでパニックを誘発しそうですもんね。
そして、待ち合わせ場所を決めて、ミュー・ママ組と別れました。たいしは道を知っているかのように迷わず進み、並木道の向こうにトーマスランドが見えると「アレダ! ミツケタ! ヤッター!」と大はしゃぎで、小走りに行っちゃった。あらー、もう少し前からビデオまわしてればよかった、残念。小走りのところくらいしか撮れなかった。
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