全国のたいしファンに贈る!たいしの魅力満載!
た い し ダ ヨ リ ー  ★3年生編★
   第126号 積木戦争  



◆積木戦争

 七つ森希望の家2日目。
 Cくんとのトラブルとは別に、私たちとは別グループの障害児とたいしの接触がありました。その子は中学生かひょっとすると高校生くらいだと思います。
 たいしが、抱っこして持ち上げる大きなサイコロのような積木を上にまっすぐ塔のように積んでいました。そこへそのおにいさんがきて、崩してしまいました。
 たいしは怒るどころか、崩れたのを面白がっています。そしてまた、積み始めます。すると、そのおにいさんも協力して積み始めました。ところが、たいしは、赤3個、青3個というように同じ色を3個ずつ規則的に積むのにこだわっているので、おにいさんがかってに積むとそれを落として自分のを積もうとします。おにいさんはたいしが近づかないように手でさえぎって自分のを乗せますが、次のを拾いに行ってる間にたいしに落とされます。
 そうこうするうちに、崩れると、次はふたり別々に積み始めました。そうすると、たいしが使いたい積木をおにいさんが積んだところから持ってきてしまいます。
 普通の子ども同士だったら、とっくにけんかになっている場面なのですが、たいしも彼も怒らずに繰り返しています。彼の方は表情を変えないので、楽しいのかどうなのかわからないのですが、たいしは笑いながら十分面白がってやってました。
 あとできいた話では、そのおにいさん、時々問題を起こすらしく、職員の方が様子を見に来たりしてました。たいしとトラブルにならなかったのが不思議です。


◆雪上運動会本番

 “たいしくん大作戦”決行の日がきました。たいしはスキーリレーのトップバッター。たいしのときだけ、折り返しを少し手前に持ってきて距離を短くするというハンディをもらいました。
 みんな、ドラえもんの看板をかまえ、たいしがすべり出すと一斉に「たいしくん、がんばれー」と叫びます。先導役のふたりも後ろを振り向きながら、応援します。
 そのかいあってか、練習の時は5人くらいに抜かれたのが、3人くらいで済みました (^^ゞ ・・・でも、結局チームは最下位で、なんとも残念!
 最後の先生の講評で「3組は応援がよかった」というお言葉をいただきました。
 3組のみんな、たいしも参加させてくれてありがとう!

 後でだいちくんが「たいしくん、本番は速くすべれたねー」と言ってくれたので、ママは「みんなのおかげだよ」と話すことができてうれしかったそうです。
 

◆人間の子どもらしくなった?

 なつどまり。前月に行ってきたばかり(122号)なんですが、また続けて参加しました。
 今回も集団活動や作業など順調にこなしました。ジャンケンゲームもルールを理解して笑顔で参加してました。
 さかた先生は「たいしくん、なんだかずいぶん人間の子どもらしくなったねー」と冗談のコメント。
 ・・・ってことは、今までは悪魔の子か妖怪人間ベロだったんだろうか。それともピノキオかな?
 心の発達が目に見えてきたということですね。
 

◆ビデオのダビング

 土曜日に借りてきたビデオは、だいぶ前にダビングしたのがあるビデオでした。「たいし、昨日借りたプーさんのビデオ、返しに行くから持っておいで」と言ったら、消してもいい録画ビデオを探してダビングしようとし始めました。
 今までは、たいしの巻き戻しでじゃまされないように寝るときや早朝にダビングしていたのですが、やっと、借りたビデオを返すためにコピーを作るんだということをイメージしてくれたようです。


◆参観日

 3年生最後の参観日。算数の授業で、4つの塩の包みの中に一つだけ重さの違うものがあり、てんびんで何回計れば重さの違うものがわかるか、という課題でした。
 先生が課題の説明をしている間、たいしは「ワンリキー」などと最近になって興味を持ち始めた、ポケモンの名前をくちばしっていました。
 4人グループで話し合う態勢になり、先生が各グループをまわっていると、さっそくたいしは黒板の前に出てきて、てんびんをいじっています。先生が前にもどって、たいしを席にもどし、話をしながらてんびんを持ち上げようとすると、「なんだ、こりゃ」
 てんびんの両側に映画の割引券が1枚ずつのっていました。すいません、たいしが重さを調べてました (^^ゞ






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