全国のたいしファンに贈る!たいしの魅力満載!
た い し ダ ヨ リ ー  ★3年生編★
   第114号 危うく火事!

 


◆オカアサン キテ

 またまた事件です。
 夜10時前に仕事から帰るとミューもたいしも起きていました。
 「まだ起きてたの。早く寝なさい。明日は休みなの?」 すると、平日なのに「明日休み」と、ミューとママ。聞くと、台風が接近してきたので、明日は市内の小学校が全部休みになったとのこと。あら、そりゃラッキーだね。
 パジャマに着替えていると、ママがたいしに「お父さんにごめんなさい、しなさい」という声が聞こえ、たいしが私の前に姿を現しました。
 通りすがりのように「オトウサン ゴメンナサイ」と言ったかと思うと、絵本を手に持ってふとんの上にごろん。 何いたずらしたのかなぁと思いつつ「どうしたの?」
 「ほら、ちゃんとおとうさんに向かって言いなさい」とママがたいしを立たせると再び「オトウサン」「どうしましたか?」「・・・」
 ママが「す・・・」とプロンプトすると、たいしは「スイマセン」。「炊飯器を・・・」「スイハンキヲ コワレマセンデシタ」「こわしたんでしょ」「コワサナカッタ」・・・
 事実を認めたくないのか、単に言葉遊びしているのかわかりませんが、ママのセリフを否定し続けます。

 何があったかというと、こうです。ママがしばらく下(1階)にいたら、たいしがだーっと階段を走り降りてきて、「キテ!」「イソゲ!」「ミテ!」とママを引っぱっていこうとします。何ごとやら、とママがたいしの案内について、急いで2階に上がると、へんなにおいがします。そして、居間にくると、部屋のママの顔の高さくらいのところに、白い煙が雲のように漂っています。煙のもとは、電磁調理器の上の炊飯器。外側のプラスチックが溶けて流れ出しています。
 なんと、炊飯器が電磁調理器の上にのったまま、たいしがいたずらしてスイッチを入れたのでした。ママは、スイッチが切れているのをとっさに確認して、あわてて窓を開けて換気しました。
 後片づけをしようとすると、流れたプラスチックをぞうきんでふいたあとがあり、たいしが後始末しようとした形跡があります。コンロのスイッチを止めたり、ふいたりして、それでも手に負えなくて、ママを呼びにきたんだね。火事にならなくてほんとうによかった。ちゃんと教えにきて、えらかったね、とほめてあげました。
 たいしは、小さいときにコンロは「アチチ」というのが入ったので、“コンロにはさわらない”という油断がありました。でも、逆にそれだけに好奇心を刺激する装置だったのかも知れません。危険物には違いないから気を抜いてはいけませんね、反省。(反省です!!=ママの声)

 「せっかく、オープンセールでおとうさんに買ってきてもらったのに・・・」 ってそういう問題じゃない。
 「どうしよう、明日からごはんが炊けない」とママが言うと「カエ」とたいしが言ったとか。
 「でも、お金ないし。明日からどこでごはん食べる?」とママが泣きつくと「シタ(=1階)」と言ったそうです。なんか一応会話スタイルになってますね。事件を起こしたことで、話題を共有しやすかったんでしょうね。
◆わり算で引き算

 算数のドリルのプリントをさっさとやり終えたあみちゃんが、たいしにも書くように指導してくれて、一応、全部の問題がたいしの字で書いてありました。ありがたいことです。
 例えば、たいしの字で、“13÷3=10”とあります。あってる、あってる、引き算が (^^ゞ
 でもって、わり算にこだわって直させようとしなかったあみちゃんもすごい。
 さらに、あみちゃんの字で“○人の子どもで分けると、○こになります”とあり、○の中にたいしに数字を書かせようとしたあとがありました。すばらしい。あみちゃんは、きっといい先生になれるよ (^o^)


〔ママのレポート〕

 見せてと声かけができるようになりました。
 今までは人が見ている本をいきなりとろうとしていましたが、近頃やっと「みせて」とやさしく声に出して言ってから、友だちの本やしたじき、ノートに手を出すようになり、コミュニケーションがとれ、友だちもスムーズにたいしの希望をかなえてくれることが多くなりました。


◆遠足は中止

 遠足の日は、朝から雷雨。ちょうど通学の時間に雷と土砂降り。 というわけで、リュックは背負って行ったものの、遠足はとりやめ。校内でゲームなどをやることになったそうです。
 ところが、遠足は1〜6年生混成のグループで行くことになっていまして、たいしのグループのみんなが体育館に移動し始めると、たいしは「エンソクニイク」と言って、ひとり外へ出ようとしました。予定の変更を受け入れていないようです。しかたがないな、と、ママもつき合いました。そのときには雨はやんでいました。「エンソクニイク」と言いながら、たいしは、校舎のまわりをぐるーっとまわります。体育館にさしかかると、中で楽しそうにゲームをやっているのが窓から見えました。ママとたいしがのぞき込んでいると、先生が二人を発見して「あぁ、いたいた、入っておいで」と、中へ入れました。
 そして、曲に合わせて隣の子にボールを渡し、曲が止まったときにボールを持っていた子が順に抜けていく、というゲームに、たいしも加わり楽しんでいたようでした。
 教室でお弁当やおやつを食べるときも、珍しく全部平らげたとか。

◆できた報告

 雑誌を見ていたたいし、あるページを開いたまま、私のところまで持ってきて、ハリケンジャーかなんかの写真を指さしながら、「グルグルマワル」と言います。 なるほど、絵を見ると、丸い道具につかまって、側転のように横に転がる様子です。
 たいしは、これが横に転がる場面だということを発見したと、報告にきたようでした。
 という話をママに報告すると、「そういえば、こんなこともあったよ」。
 私が仕事から帰ってくる前に、「オトーサーン」と玄関に向かって3回ぐらい大声で叫んでいたとか。
 ママが様子を見に行くと、パソコンでやった何かを報告したかったらしい、ということでした。何だったのか、わかりませんが、人に伝えたい気持ちが出てきているようです。
 毎日、帰りが遅くてごめんね。




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