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◆道草を覚えた
ママが車で学校に行った日(前号の続きです)の帰りに、たいしを車に乗せようとすると、たいしは「アルク」と言って、乗りません。ママは車で尾行することに。
あともう少しで家に着くところで、ママはたいしを追い越して先に車を車庫に入れました。
ところが、そこまで来ていたはずのたいしがなかなか来ません。たいしを追い越したところまで戻ってもいません。探しながら子どもたちにきくと、「さっきまでここにいたよ」という目撃情報がありました。とすると、あそこだ!
そこから近くのくもの巣公園に行ったら、いたいた。ママは少しだけ遊びにつき合って、家に連れて帰りました。
ところが、おやつを食べてしばらくすると、またも、家の中からたいしの姿が消えました。今度は中央公園だな、と見に行ってもいません。
ママは、車で南公園、西公園を見に行きましたが、いません。ってことは、またくもの巣公園か?
クモの巣公園に行くと、いたー! 大声で名前を呼ぶところですが、子どもたち数人と回旋塔で遊んでいるのを見て、ママは車の中から様子をみることにしました。
たいしが乗ってまわしてもらったり、たいしがまわしてあげたり、さらに小さい子が乗るのを待ってあげてから自分も乗ったりしています。
すごーい、人の様子を見ながら普通に遊んでる!とママは感激。 きっと、子どもたちのムードがいいと、たいしの行動も安定するんでしょう。
ママが感激していると、ロココちゃんのママが通りかかりました。ロココちゃんは、登校拒否になったことがあります。ロココちゃんのママが登校拒否のロココちゃんに付き添って学校まできたときに、うちのママにばったり。
「どうしてお母さんが学校にいるの?」「うちの子、自閉症で障害児だから、云々」「うちの子も登校拒否になっちゃって、たいへんなんです」「今はトンネルに入ってたいへんかも知れないけど、必ず出口の光が見えてくるから、元気出して」 そんな会話があったらしいです。
ロココちゃんのママは「あのときの言葉で元気が出ました」とお礼を言いました。 ・・・ママの活躍の話になりました。
また、自分の子が障害児です、と、明るく言ったのでびっくりしたそうです。 あーはは。そういう見方が一般的なんですよね。でも、ひょっとするとバリアフリーを妨げる感覚のひとつかも知れない。
それにしても、たいしの学校からまっすぐ家に帰る、というパターンが崩れてしまいました。帰路をひとりで歩かせるための不安要素ができてしまいました。
◆がまんくらべ
日曜日の朝は、いつものようにテレビのクラッシュギアの音でお目覚め。そして、ハリケンジャーを見る。ハリケンジャーが終わると8時。
ここで、私は、遅れ気味の仕事を片づけるため出勤しました。日曜日なのに遊んであげられなくてごめん! 土曜日にビリヤードに連れてってあげたから許して。 ほんとは土曜日も出ないとやばい感じなんだけど、平日も帰りが遅いので、土曜日くらいは遊んであげなくちゃね。
さて、そのあとのたいしの様子です。実は土曜日から「29ニチワ
トイザラス」と言って、自分の予定を立てておりました。「トイザラスはクリスマスに行きます」と言って、なんとかがまんさせようとしていますが、でも、ハリケンジャーで“天空神”のCMが入っちゃうんですよねー。
トイザラスに行く、行かない、でパニックになりました。連れていってくれないなら、ひとりで行く、と玄関を出ていこうとします。おじいちゃんとおばあちゃんは出かけたし、ミューも遊びに行っちゃって、ママひとりで、対決です。
たいしの幼稚園時代につけた脱走防止用のかぎが、風除室の扉の手の届かないところにあり、久しぶりにこれを使うことになりました。
扉が開かないことがわかると、たいしは傘でガラスをたたき始めました(こんなときのために強化ガラスにしてあります)。幸いにもそこへおじいちゃんたちが帰ってきたので、たいしをなだめにかかりますが、たいしはそのまま車に籠城。
そこへミューも帰ってきたので、ママがミューと約束していたミスタードーナツに、たいしも連れて出かけました。車の中でたいしは、「ヒダリ!」「ミギ!」と指示を出しますが、行き先が違います。指示と反対の方に曲がると、傘でミューとママをたたきます。 わー、運転中は危ないよ。一緒にきたおばあちゃんがたいしをおさえました。
でも、ミスタードーナツがあるラセラ(大型スーパー)が見えてくると、とたんに機嫌が直りました。
2階のCD屋さんの前で、PRビデオにはまるのが、お気に入りになっています。
家に帰って、ドーナツを4個も食べると、もう忘れたかに見えました。私が5時過ぎに仕事から帰ったときには、いつものようにパソコンをいじっておりました。
ところが、ごはんを食べていると、カレンダーを見て「6ニチワ
トイザラス!」 ・・・おっ! 「明日は」じゃないってことは、日曜日がわかってる。
このがまんくらべは、どうなりますことやら。
◆墓参りならだいじょうぶ
たいしが夜中の12時頃まで寝付けなかったので、朝起きれませんで、1時間目が終わる頃に学校に行きました。あれっ!?
教室に誰もいないと思ったら、体育の授業です。
ママが「体育館かな?」と言うと、たいしは、ヒューッと体育館まで走りました。ちょうど、整列して終わるところで、たいしも「終わります」のあいさつだけしました。
先生がママを手招き。「きょう、まりこ休みだ」と小声。つまり、欠席パニック注意報です。
いつもと違う登校をしたせいか、たいしはしばらく気がつきませんでしたが、3時間目についに「マリコチャンガイナイ!」
ママは、「まりこちゃん、きょう、お墓参りに行ったんだって」。すると、納得したのかどうかパニックになりませんでした。
実は、ママがおじいちゃんたちと墓参りに行く都合で、たいしを早退させたことがありました。そして、前の週にまきちゃんが欠席したときに、この手を使ってみたらうまくいったので、今回もやってみた、ということでした。
先生が「きょうは、だいじょうぶだったね」とおっしゃったので、ママが種明かしをすると、「おかあさん、やった!」と、拍手でした。
やっぱり、お気に入りの子が、かぜやけがだとパニクるんですね。
でも、墓参り=学校に来なくていい、というイメージをたいしが持つのも、困りますよね。次の手も考えておかねば。
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