全国のたいしファンに贈る!たいしの魅力満載!
た い し ダ ヨ リ ー  ★3年生編★
   第111号 いじめにあった

 
穴を開けたら        ゴルフだよ

◆いじめにあった

 何があったかよくわからないのですが、家の中でたいしがミューに水をかけるという事件があったので、気をそらすために、中央公園に連れて行きました。しばらく一緒にいて、「先に帰るよ」と言って、たいしひとりおいてきました。遊びあきればちゃんと家に帰って来れるようになったし、来なければまた迎えに行くつもりでした。
 20分くらいすると救急車の音がして、ママが「たいしかも!」というので、様子を見に行ってみることに。
 たいしは、アスレチックの物見櫓の上にいましたが、なんだか様子がおかしい。まわりに男の子が6人いて、「おりろ!」とかなんとか口々に叫んでいます。誰かが「どろぼう!」と叫び、たいしが「ドロボウ」とオウム返しすると、「どろぼうはおまえだろ!」
 はて、何が起きたのか、しばし様子を見ることにしました。
 「こいつ、3年1組の頭ぶっこわれてるやつだよ」
 こういうセリフはグサッときますねー。でも、正しくは3組だよ。
 そのうちに、男の子たちはアスレチックを降りて散開。たいしが「クツヲカエシナサイ」と言うのが聞こえました。たいしの足を見ると、片方のズックがありません。男の子の一人が持っています。
 すると、今度は「命令するな!」という叫び声。元気がいいのは2年生か1年生くらいの小さい子がふたり。あとの4人はたいしと同じ3年生かな?
 たいしがアスレチックを降りようとすると、小さい子ふたりが寄ってきて、もう片方のズックも足から脱がせて持っていってしまいました。たいしはアスレチックから降りられなくなって、涙顔で「クツヲカエシナサイ!」と叫んでいます。
 そろそろころあいかな、と、アスレチックの下からたいしに罵声を浴びせている、一番攻撃的な子に、「この子何かやった?」と声をかけました。返事は小声で「いいえ」。
 ズックを持っている子の方に行って、「この子何かやった?」 返事はやっぱり「いいえ」。「たたいたりしなかった?」
 すると、ひとりの子が「あの子、いつもたたくんだよ」「きょうもたたいた?」ときくと「どろぼうした」と別の子。「何盗んだの?」「あのね、ぼくたちのベイブレードとろうとした」「そっかぁ、みんなが楽しそうにしてたから、きっと自分でもいじってみたかったんだよ。ごめんね、くつ返してくれる?」
 ズックは素直に返してくれました。泣いているたいしにはかせている間に、彼らは離れていきました。「おうちに帰ろう」とたいしを促しましたが、たいしはアスレチックから降りると、なんと彼らの方に向かっていきます。
 ??? 「たいし、家に帰るよ!」 はて、それでも彼らと遊びたいのか?
 たいしが近づいたので、彼らの間にも緊迫したムードが漂いました。私もちょっとハラハラ。でも、たいしは彼らを横目に通り過ぎると木の枝を拾いました。 おおっと、木の枝で復讐か!?
 たいしは、バキッとその枝を二つに折り、彼らの方にまだ心残りがある様子。ここはしかし、引き上げるのが懸命だろうと、家に帰ろうと促すと、枝をほうり投げ、帰路についてくれました。ほっ。

 子どもたち同士だと、どうしてもこういう場面は避けられないのでしょう。ママが付き添っていなければ学校でもそういう場面がもっと増えていたのかも知れません。でも、自分に好意的でない人が存在することも現実なので、そういうことを経験させないというわけにもいかないでしょう。
 きょうは、たいしを理解できない子どもたちとの接触だったけど、もし養護学校に行ってたら、近所の公園なのに、いつ行ってもたいしを理解できない子どもたちばかりの中で遊ぶことになっていたのかも知れません。


◆「ワサビ〜」

 たいしが授業中、黒板に行って「わさび〜」と書くので、先生はたいしにホワイトボードを預け、「これに書いてもいいよ」とおっしゃいました。
 「わさび〜」というのは、インターネットのホームページにあるもので、ミューがおもしろがって見ていたら、たいしもはまってしまいました。で、ミューがパソコンで別のことをやっていると、たいしが「ワサビ〜」と言って、じゃまするので、けんかのタネにもなっています (^^ゞ
 また、同じホームページに歌をバックにしたアニメもあったりして、“うる星やつら”の主題歌など何曲か新しい歌も覚えて歌っているので、「たいしくん、すご〜い、あたしがまだちゃんと覚えてないあの歌、覚えてる〜」という子もいたりしました。

♪あんまりそわそわしないで
 あなたはいつでもきょろきょろ・・・
 (もしかして、たいしの歌?)

 さて、ホワイトボードを手に入れたたいしは、自分の席で、ホワイトボードに「わさび〜」などを書いて、立ち歩かなくなりました。
 ところが、休み時間になると、他の子どもたちものぞきにきて、たいしがいなくなると、全面ほとんど書きつぶされていたり、かと思うと、真っ白になっていたり。
 何度か繰り返すうちに、たいしは紙を要求してきました。紙でないと、自分の作品が残らないということがわかったんでしょうね。


◆ゴルファー・たいし

 9月の2回目の3連休に、1泊で八戸の実家に行きました。
 今回、たいしは庭で草刈りのかまやくわなどに興味を持ち地面を掘る遊びにはまりました。さらに穴にゴルフボールを入れることを思いついてからは、ゴルフに夢中。夕ごはんが終わって真っ暗になってからも庭に出てひとりで遊んでいました。
 そして、翌日も日曜日の朝のマンガタイムが終わると庭でゴルフ。おじいちゃんが、小屋からさびたゴルフクラブを発見してくると、たいしは目を輝かせました。そのクラブは私が中学校の頃振りまわして遊んでいた安物のクラブです。
 というわけで、今週はビリヤードは行かなかったけど、ゴルフにはまりました。





トップページへ戻る次へ

@nifty ID:CQS02257