全国のたいしファンに贈る!たいしの魅力満載!
た い し ダ ヨ リ ー  ★3年生編★
   第110号 テーマは「オカシ!」


とびこむぞっ!      それっ!         ・・・・・  
◆スカートを「ハイテクダサイ」

 夏休みからだったと思いますが、たいしがミューの服装に干渉するようになりました。スカートを持ってミューのところに行き、「ハイテクダサイ」と言うんです。さらに短いソックスも同じように。女の子はスカート、というこだわりなのかなんなのかわかりませんが、ミューがいやがっているとそのうち、おもちゃのバットなどふりまわしてミューをたたいてトラブルが大きくなるので、ママはミューに「1回はいてあげて、あとでまた着替えて」とアドバイス。1日1回程度で、しばらく毎日のように続けておりました。
 その日は、夜、一度ふとんに入ったたいしが起きてきて、テレビを見ていたミューに「ハイテクダサイ」。ママはそろそろやめさせようかな、とたいしの希望を却下したところ、やはりバットでミューをたたこうとしました。スキを見てミューをかくれさせると、たいしはバットをふりまわしながら家中ミューをさがしまわります。ママがなだめながらバットを取り上げると金属の棒を持って、それも取り上げると今度は、冷蔵庫からタマゴを取り出して割ろうとしました。
 タマゴも取り上げると、怒りのはけ口を見つけられなくなったのか、「ミテロー」と言いながらパジャマのままくつをはいて玄関を出て行っちゃった。車庫や家のまわりをうろうろ、ミューをさがしています。ミューがいなくなったこともたいしのパニックを助長しているようです。
 ママはたいしの頭を冷やすために、たいしと一緒に近所を散歩してきました。
 私は、かつてのようにたいしが自分の行きたいところへどんどん行ってしまったものと思い、パジャマのまま裏の中央公園をさがして見つけられず、それから車で追いかけました。まもなく、落ち着いて歩くたいしとママを見つけました。
 家に戻り、たいしがミューを発見すると、またもバットを持ち出してきたので、みんなでおさえます。「人をたたいちゃだめだよ」「ハイハイ、ワカッタ」(このセリフはわりと簡単に言います)
 そうして、あきらめたのか、自分でふとんに入るとまもなく寝てしまいました。

 ママの話では、学校でも数回、女の子のソックスを短く下げさせようとしたとのこと。たいしがこだわっているのは、どこからきたイメージなんだろう? ルーズソックス?
 散歩中にママがたいしをさとした言葉は効果があるだろうか・・・

◆水を汲んでくれた

 お風呂上がりにいつものように、たいしに「からだをふいて」と言ってもふくのは頭と顔だけ。
 そして、バスタオルをおいて水を飲んだので、試しに「おとうさんにもお水ちょうだい」と言ってみたら、コップに水を汲んで渡してくれました。
 おー、やった! 「ありがと」と言って飲んだ水はちょっとぬるかったけど、おいしかった。ささやかだけど、大きな幸せ、とでも言ったらいいでしょうか。
 今度はビールでやってもらおうっと♪


◆日記だぁ

 夜、ふとんでブツブツ言っていたたいし、こんなことを口にしました。
「オトウサント、オカアサント、オジイチャント、オバアチャント、ミュートタイシワ、ジャスコデ、トーマスヲカイマシタ。トテモウレシカッタデス」
 これは日記だぁ! ・・・とママとふたりで驚いて大喜び。
 内容は1か月近く前のものですが、しっかり出来事を描写しています。パターンは朝の会のスピーチのようですが、プロンプトなしで、自分の言葉ですらすらと言ったんだから上出来。たいしの世界が、また大きく広がったようです。


◆テーマは「オカシ!」

 グループで二学期の調べ学習のテーマを決める時間がありました。先生は他の教室で校内授業参観なので、子どもたちだけでやります。
 テーマは「むかしの○○」というものです。
 あみちゃんが、「たいしくんの意見もきかなきゃ」と言って、紙に「むかしの」に続く言葉を「おかし」「がっこう」「でんき」そして「○をつけてね」と書いて、「たいしくん、どれがいい?」ときくと、たいしは「おかし」に○をつけました。
 あみちゃんの接し方のテクニックにますます磨きがかかってきたようです。それにしても誰に教わることもなくそういう手法が使えるんだから、たいしたもんです。特殊な存在としてではなく、仲間として認めようとする姿勢があると、ちょっとした工夫で参加させることができるんですねー、と今さらながら感心します。
 それから、グループの他の4人であーでもない、こーでもない。「おかし」がいいという意見と「おかし以外」にしようという意見に分かれました。あみちゃんは「おかし」以外のものがやりたかったようです。そこであみちゃんは考えました。“たいしくんを味方につけちゃおう”
 紙に「がっこう」と「でんき」だけ書いて、わざと「おかし」をはずしてもう一度たいしに○をつけさせようとしました。ところがたいしが、「オカシ!オカシ!」と強く主張(?)したので、結局、テーマは「むかしのおかし」に決まってしまいました。
 あみちゃんの作戦、失敗! グループのみんな、調べ学習がんばってね。


◆久々の読み聞かせ

 9月に入ってから、しばらくさぼっていた夜の読み聞かせを再開しています。ふとんに入ると、ハリケンジャーなどのついた本やチラシを眺めているたいしですが、私が読み始めると近づいてきてにこにこしながら見ています。タイトルをわざと半分しか読まないと続きを自分で言います。前よりちょっと字が小さくて字数も多いのを読んでも興味を示すようです。
 今年は仕事がきつくなったので、家に帰ったときはかなり疲れてますけど、たいしの反応があると、やったかいがありますね。




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