全国のたいしファンに贈る!たいしの魅力満載!
た い し ダ ヨ リ ー  ★3年生編★
   第106号 くじが当たらないと・・・




◆くじが当たらないとたいへん!

 今年もお盆は八戸に行きました。
 墓参りに行くと、お墓まで行く途中、たいしは迎え火を見ると「ヤケドシナイヨウニキヲツケテ!」と言うので、周囲の笑いを誘っておりました。
 さらに、小さい男の子の兄弟が「サイショワグー、ジャンケンポイ」とやっているのに立ち止まって「チョキ!」と大きい声で叫んだので、注目を浴びてしまいました。

 墓参りのあと、例のお寺のくじ引きの前に行くと、迷わずに汽車のおもちゃのセットに手をのばしました。店番をしていた小学生くらいの女の子が「くじ引きだよ」と言ってもたいしには通じません。たいしに300円払わせて三角くじを1枚引かせると、出たのは“2”。2等でしたが、残念、汽車セットは1等でした。でも、たいしは、汽車セットをばくっとつかんで離しません。
 待って、またミューに引かせるから。ミューは2年続けて狙い目を引いてます(8号、51号参照)。 今回は残念、ミューがひいたのは“はずれ”。しょうがない、汽車セットは戻して。たいしは、譲りません。
 しかたない、妥協策で、もう一度チャンスをあげよう。でも、今度はたいしも“はずれ”を引いてしまいました。「ざ〜んねん。汽車セットは戻すよ」
 だめです。たいしは汽車セットを持って、逃走しました。「こらぁ、それは反則!」
 追いかけてつかまえ、汽車セットを戻させて、両手を私とママでつかんで車へ連れていこうとすると、両足をふんばって抵抗します。このへんのこだわりは相変わらずです。駐車場までひっぱってくると、両手でぶらさがってぴょんぴょんはねたりして、どうやら気が移ったようでした。
 それにしても、考えてみると、今までのくじ引きがうまくいきすぎて、問題にならなかったのが不思議ですね。くじ引きと言えばはずれるもの、賞品が当たらないとくやしい、がまんしなきゃいけない、というのを経験する必要があるかも知れません。その前にくじ引きのルールをわからせておく必要がありますね。


◆花火が終わったら水をかける

 夜は、八戸の実家の庭で焼き肉パーティ。
 たいしはとりももをかじって腹ごしらえをすると、まだ明るいのに花火を持ってきて、噴水系の花火の箱を開けたり導火線を引き出したりして、どんどん準備を進めます。花火をほぐしてないかという心配もありましたが、そんなことはしていませんでした。
 噴水花火に火をつけて、終わると、噴霧器やじょうろで水をかけておりました。しっかりしてるなー。
 そして、次のをたいしがセットして、私が火をつけるという流れです。
 さらにロケット花火を何本かやりましたが、結局たいしは、手で持つ花火はやりませんでした。
 おばあちゃんが「たいしくん、おにぎり食べて」と言うと「アトデ」と答える、会話らしい場面もありました。


◆“もぐらんぴあ”もいや!

 天気がよければミューとたいしを海水浴に連れていこうと考えておりましたが、雨続きのため、海水浴は断念。岩手県北のもぐらんぴあに行くことにしました。石油備蓄基地の坑道を資料館や水族館にした観光施設です。
 雨の中、もぐらんぴあの入り口にたどりつくと、ちょっと混雑しています。入場券の販売機に人が並んでいました。そこでもたついたせいか、たいしはいやがりだしました。そして、ディズニーランドの暗やみを敬遠したときのように、今来た道を戻り出しました。私がついていくと、車には戻らず、みやげもの屋さんにはいりました。そしてうろうろすると、青い液体が砂時計のように落ちるものを手にすると、それにはまったようで、それを買ってあげました。
 これで、どうやらたいしの気がかわったようで、再度入り口まで歩いてくれました。そこで、おじいちゃんから入場券を受けとると、すうっと中へ入り、入場券の半券を切り取ってもらって、順調に行きそうにみえたのですが・・・
 展示コーナーの角を曲がるところにさしかかったとたん、また戻ってしまいました。券売機の前を通過して外へ。さらに行こうとするので、「バイバーイ」と私が手をふったら戻ってきました。そこでしばらく、青水時計を眺めています。建物の中に休憩コーナーがあり、そこの窓を開けてママが「たいし、おいで」と呼んだのですが、だめです。ママはミューたちを追いかけて見学に入りました。
 たいしがはまっていると、同じくらいの男の子がのぞきこんできたので、たいしがそれを見せながら「ワカッタ?」という場面がありました。男の子が「何がわかったのかなあ?」と去っていきました。
 30分ほど経過。たいしはどうやら青水時計にはまっていて動かないようなので、「おとうさんトイレ行ってくるからここで待っててね」「ハァイ」。思い切ってトイレへ行ってきましたが、たいしはじっとしていました。
 それならと、「中で座って待っていよう」と誘ったけどこれはだめ。「じゃあ、おとうさん、中にいるからね」と一人で休憩コーナーの椅子に座りたいしの様子を見ていると、窓ガラスに顔をくっつけたりしていましたが、そのうち、自分で入ってきました。
 休憩コーナーには着ぐるみが一人いて、子どもたちに愛想をふりまいておりましたが、たいしは見向きもしませんでした。着ぐるみはやっぱ苦手かな、と思ってもそこに入ってきただけ進歩かなと思いきや、退屈してきたのか、着ぐるみの後ろから手を伸ばしてさわりました。
 そこで、握手しておいでというと、しっかり握手してきました。さらに、着ぐるみの大きな頭を後ろからちょこっと持ち上げてみたりしていたずらする余裕。着ぐるみ嫌いはこれでクリヤできたかな?
 たいしは展示の中身は見られませんでしたが、それなりに成果があったというところでしょうか。

◆獲物は逃がさない

 八食センターによって、買い物中、あれっ!? たいしがいない!そっちこっち探してもいない。ミューと2人できょろきょろしていたら、魚売場の角で何やらみておりました。
 たいしの手をつかむと、たいしは、こっち!というようにひっぱっていきます。行った先はおもちゃ屋さん。
 なんと、店頭に轟雷神(ごうらいじん)の箱があるじゃありませんか。たいしは迷わず両手をのばして抱きかかえました。
(前日、下田ジャスコでは売りきれだった)




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