全国のたいしファンに贈る!たいしの魅力満載!
た い し ダ ヨ リ ー  ★3年生編★
   第103号 アー、ワレチャッタ




◆またモノレールで時間つぶし

 ゲート前の係員の前でしばらく出るの出ないのともめましたが、なんとかちょっと離れたベンチにしばらく座らせることができました。ここなら、ミューたちがきても見えるし。と思ったのはいいけど、まわりは一気に夜の暗さになっちゃったし、たいしは落ち着かない。せっかく割れないように包んでくれたミッキーマウスの置物の包みをほどくと、しっかり手に持ちました。「落とすとばらばらになるよ」

 その程度のことでは時間をつぶせない。やむを得ず、再入場できるスタンプを手の甲に押してもらって(スタンプと言っても透明です)、ついにゲートを出ました。でも、出たからと言ってたいしが待てるわけじゃない。そこで、もう一度モノレールに乗ることにしました。これは、たいしもなぜか乗るんですねー。乗ってる間は、たいしもおとなしいので楽。
 あと駅ひとつで一周してもどる、というあたりで、携帯が鳴りました。おっと、おじいちゃんからだ、と出してみると、“充電してください”というメッセージ。ありゃー携帯も使えなくなっちゃった。とそのまま電源を切りました(普段持ってないので使い方をよく知らないんです)。
 そして、モノレールを降りてゲートに戻るとおじいちゃんが係員と話をしていました。迷子の相談のようでした。またまた、昔の子どもになってしまうところだった・・・


◆疲れたね

 そして、ホテルは水道橋です。宿泊パックにしたらそこになっちゃった。でも、なんだかんだ乗り換えもあるし、1時間くらいかかって、ついたのは9時半頃でした。なんと後楽園遊園地のすぐそばだった。明日ディズニーシーやめて、こっちにしようか。
 ホテルはツインの部屋なので、私とたいし、ママとミューの組合せで分かれました。みんな疲れてるので、たいしがごねることもなく、ほとんどバタンキューでした。たいしは、ミッキーの置物を枕元に置き、ベッドにもぐりながら「オウチカエルヨ」と何度かつぶやいてました。
◆「アー、ワレチャッタ」

 翌朝。旅行の最終日はディズニーシーです。また、1時間かけて行きます。
 私がパソコン打ってると、むくっと起きあがったたいし、「コンドコソオウチカエルヨ」。 そうだね、きょうはディズニーシーに行ってから飛行機でおうちに帰るよ。
 比較的みんな早く起きたので、7時過ぎには朝食。バイキングだったので、たいしも好きなものばかり持ってきて、けっこう食べました。
 そして、チェックアウトを済ませてホテルの玄関を出たところで、たいしがころびました。絨毯の上だったので、たいしのひざはたいしたことなかったんですが、ミッキーの置物が3つに割れてしまいました。「アー、ワレチャッタ」。 しょうがないよ。どっかでこわれる予定だったんだ。ディズニーシーでまた買いな。
 「これで、たいしがディズニーシーに行く目的ができた」とママ。


◆名札の活躍

 ママの話では、東京駅の長〜い乗り換えで、エスカレーターを上がったとき、にっこり笑いながら「おはよう」とたいしに声をかけてくれたおじさんがいたそうです。エスカレーターでたいしの後ろに立って、“この子は自閉症です”と書いた名札を読んだらしい。この旅行でたいしがひとりで迷子になる場面はなかったので、名札が活躍したのはこのときだけでした。そのおじさんは養護学校の先生だったのかな?
◆「オカイモノニイクヨ」

 ディズニーシーでは、先に昼食の場所を決めてミューグループとたいしグループに分かれようかと考えましたが、たいしがすんなりゲートをくぐったので、一緒に行動することにしました。

 入ったところで、ミッキーとミニーがいて子どもたちと写真撮影をやっていたので、そこに行ったんですが、もう順番待ちを断っているところでした。どさくさに紛れてちょっと離れたところにたいしをたたせてミッキーをバックにたいしのビデオ撮り。でも、「そこから降りてください」と言われてミューまで撮れなかった。
 それから、ちょっと歩いたら、もうひとつのゲートがあり、たいしは「コッチニイクヨ」とまたも出ようとしましたが、ママが「ミッキーを買うんでしょ」と言うと、「オカイモノニイクヨ」とちょっとパターンが変わりました。とりあえず、ホッ。


◆まずはファストパス

 さて、まずミューが一番乗りたいもののファストパスを取る作戦です。ミューが乗りたいのは、“クリスタルスカルの魔宮”。なんかインディジョーンズをイメージしたものだそうです。地図を見ながら道をたどりましたが、一番遠くにあって、けっこう歩かされました。船や電車などの乗り物を横目にひたすら歩いたのですが、気温は35度くらいで日差しも強く、到着するまでに汗だく。

 ファストパスを取ると50分待ちです。じゃあそれまでさっきの船に乗ろう、ということで、すぐ近くの船着き場に行くと「入り口付近まで戻って降りることになりますよ」。 あー、同じ場所に戻ってくるんじゃないんだ。まあ、また並んで船に乗り直せば、ここに戻ってこれるんだね。というわけで、やっとゆったり座りました。
 船が到着すると、今度は電車に乗ろうということで、湖の反対側へ移動。この電車も奥の方まで往復しており、1回で乗れるのはその片道だけ。要するに“クリスタルスカルの魔宮”まで行くには、船か電車を利用するのが便利、ということでした。




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