全国のたいしファンに贈る!たいしの魅力満載!
た い し ダ ヨ リ ー  ★3年生編★
   第94号 リンゴストーリー




◆なつどまりは楽しかった

 午前の活動が終わり、昼食も終わると午後は大好きなトランポリン(体育館にある大きいやつ)。たいしも、足を開いたり両手を上げたりして喜々として跳ねていました。
 最後はおやつの時間。さかぐち先生が「さあ、あやつを食べるよ」と言うと「ゴハンヲタベルヨ」。「あそう、じゃあはいどうぞ」と先生が昼食の残りをたいしに差しだすと、すかさず「ノー」。「そうでしょ、おやつ食べよ」。
 おやつの間も、次々と笑えるセリフを言ってましたが、ほとんど忘れてしまいました。片づける場面になって、「フルエテイルノワダレデショウ」。「ふるえているのはだれ?たいしくん?」と先生が受けると「オシッコ」。「おしっこ?行っといで。そんなふるえるまでおしっこがまんしなくてもいいんだよ」。そりゃそうだ。 たいしは急いでトイレに行きました。

 家に帰ってきて「なつどまりは楽しかったですか?」ときくと「ハイ」。「また行きたいですか」「ハイ」ということで、どうやら楽しい思い出になったようです。「ほんとに?」と念を押すと、「ウソヲツクモノデワアリマセン」。あーはは、これは車の中でかけているお話のテープ、“金のおの銀のおの”の女神様のセリフ。


◆付き添いなしにチャレンジ

 1時間めの付き添いをやめてから2週目、先生から「2時間目以降も付き添いをやめましょう」と言われました。2時間目と3時間目の間の中休みだけ付き添いすることになりました。
 ママは、廊下から教室のたいしの様子をうかがいましたが、お絵かきに集中しているので、まあまあ目立つことなく、なんとかやっているようでした。体育の時間には校舎内から校庭のたいしを見ていますと、体育終了の5分くらい前に脱走する場面がありました(いつものこと)。でも、クラスの子が迎えに行くと、素直に戻ってきていました。
 付き添いなしの初日の午後は、車で15分ほどの小学校のことばの教室の教育相談の日だったので、午前中だけでしたが、無事終わりました。
 ママは、まだしばらく校内にいることにしていますが、さあ、これからどうなりますことやら。


◆付き添いなし2日目

 「たいしは、きょうもおとなしかった」とママ。
 「授業中の奇声もずいぶん減ってきましたよ」と先生がおっしゃったそうです。また、お絵かきばかりでなく、自習時間に、同じ班の女の子に促されて算数の問題を書く場面もあったとか。


◆「ハリツケスル」

 夜、8時を過ぎて「寝る時間だよー」と促すと、たいしは自分で洗面所に行って「オトーサーン」と私を呼んでいます。歯ブラシとブドウ味の子ども歯磨きを持ってきて「ハリツケスル」。
 歯磨きするときは、実は、たいしがふとんに寝た状態で、たいしの両手をママか私が太ももでおさえこみ、口を開かせて頭の上から逆さに歯磨きするのが習慣となっております。これがハリツケの状態。嫌がるたいしの歯磨きをするための小さいころからの習慣がずるずるきちゃった感じです。
 いつのころからか、ハリツケの体勢でくすぐるのがパターンになりまして、そのあたりから「ハリツケクスグリ」などと言って、歯磨きを私にも求めるようになってきてはいたのですが、道具を持ってやってくれ、ときたのは初めてでした。
 なんとか普通に歯磨きさせたいのですが、こうやって意思表示されるとつい・・・。


◆ママがいない方が?

 ママが教室を出てからの様子。算数の時間に、まりこちゃんとあきこちゃんがかけ算やわり算のプリントを書くように促すと、たいしは言うことをきいて書きました。友だちどうしだとやらされるというより、遊び感覚もあっていいのかな?
 2人は「たいしくんが書いたよ!」と先生に得意げに報告し、ママにも教えてくれました。やったね!お手柄お手柄。


◆発表名は“リンゴストーリー”

 青森県に関するテーマで調べ学習が始まりました。
 “ほたて”や“りんご”などいくつかのテーマを先生が黒板に書き、「調べたいテーマのところに、マグネットの自分の名前を貼ってください」と先生が言いました。たいしはお絵かき中でしたが、たくやくんが今これやるんだよ、とたいしに教えると、自分のマグネットをもってすたすたと黒板に行き、踏み台を使って“りんご”のところにペタッと迷わずに自分の名前を貼りました。まだみんな考え中なので、たいしが一番。意味、わかってんのかなー。まあ、好きなりんごを選んだというところでしょうか。

 さて、その続きの時間は、校長先生を含めて、校内の先生方十数名がたいしのクラスの授業を見に来ました。
 調べるテーマごとのグループに分かれて話し合いです。
 「発表のタイトルは何にしようか」「りんご・・・」と誰かが言うと、たいしが「ストーリー」と言ったので、みんなが「リンゴストーリーにしよう」「それがいい」と決まりました。
 さらに、どんな発表にしようか、1枚の新聞にまとめるか、それとも紙芝居のようにやろうか。1人の子が「たいしくんどっちだったらできる?」と、廊下から様子を見ていたママのところに相談に来ました。ママは「紙芝居みたいなのだったら、たいしも読めるからできるかな?」と言うと、グループはこれを採用しました。
 さらに、「表紙は、たいしくんが得意そうだから、たいしくんに書いてもらおう」とみかちゃん。
 後で、みかちゃんが、たいしにりんごの絵とSTORYの文字をたいしに書かせていました。
 グループのみんな、ありがとう。たいしをグループ活動に参加させようとする、いいところを見てもらえたね!





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