
グループ活動に参加しているような、いないような・・・ |
◆「オトシタ」
たいしは、ちょっとあぶないけど、家の2階の窓を開けて首を出すのが好きです。その日、窓を開けながら「オトシタ」と言ったので、「何を落としたの?」ときくと「ハイ」。「はい、じゃなくて、なにを落としたの?」とゆっくり言い直すと、「ハナクソオトシタ」。あ、そう、なんだ、はなくそか。というわけで、少しずつ会話になってきましたねー。でも、はなくそはティッシュだよ。
◆先生はパパじゃないよ
社会の授業で、地域にある“不思議なもの”(給水塔やマンホールなど何のためにあるのか調べてみないとわからないもの)がある場所を地図に示す、という授業がありました。みんなカードに“不思議なもの”を書いています。
(・・・このあたりで一番不思議なものは“たいし”かも・・・)
あれっ!? ママがふと気がつくとたいしがいません。教室から出て行ったとすれば気がつかないはずがないのに・・・とどきどきしていると、なんとたいしは、かがんだ先生の背中におぶさっていた。先生の体格がいいので、すぽっとかくれていました。 ほっ、見つけた。でも「たいし!
先生はパパじゃないんだよ!」
数日後、授業参観日がありまして、社会の授業の続きだったのですが、ちょっと退屈してうろうろしてました。消しゴムを転がして遊んでいて床に落とし、だれかのお母さんに拾ってもらったり。
2年生までは午後は早退していて、5時間目の参観日はほとんど参加していなかったので、「今年はたいしくんもいるんですね」とおっしゃるお母さんや「パソコンでたいしダヨリー、楽しみに見てます」と声をかけてくださるお母さんもいらしたそうです。(私は休みをもらえなかったので、行けませんでした)
◆ママはちょっぴり疲れ気味
授業が本格的になってくると、たいしはやはり退屈してうろうろするようになってきました。窓のところへ行ってみたり、教室から出たり。これまでは、ママがそばにいてたいしのお絵かきグッズを用意したりして退屈な場面をしのがせていたのですが、それはそれでやっぱり邪道だし、くまざわ先生も「やり方を考えてみます」とおっしゃってくださったので、ママも少し離れて、なるべくかまわずに様子を見ています。
でもたいしは、学校に行かないとは言わなくなったものの、学校までくると、校門をくぐったところにある池のまわりをうろうろして、なかなか玄関に行こうとしなくなっています。たいしの行動がスムーズでないこともあって、ちょっぴりママは疲れ気味。母子分離はまだ遠いかな。
◆たいしのお仕事
たいしは、全体への指示を自分にも向けられていると受けとめることが難しいので、直に声をかけてくださるようにとママが連絡帳(というかワープロ打ちしたお手紙)を書きました。
ところが、それを先生に見せる前に先生がファイル配りの仕事をやらせてくださいました。1人ひとりの名前をたいしにその場で教えながらファイルを1枚ずつたいしに預けると、たいしは、それをクラスの子どもたちに届けました。
また、掲示物をはがす仕事もやらせてくれました。
先生も同じような問題意識をお持ちだったようです。たいしは、ニコニコしてお手伝いし、離席する場面はめっきり少なくなりました。
◆初めての給食係
先生がたいしにも給食係をあててくださいました。でも、今まではやっていなかったのでママが「たいしは初めてなので・・・」と言うと、先生は「あ、そうですか」とたいしの仕事を代わりにやってくださいました。あ、そういう意味じゃなくて、とママがたいしを先生のところに連れて行くと、先生は「たいしくん、お皿とって」とたいしにもやらせてくれました。
すると、次の日からは、子どもたちが「たいしくん、お皿とって」と先生と同じようにたいしに接してくれて、うまくいきました
(^o^)
◆たいしは名指揮者!?
音楽の時間に、なんと先生がたいしに指揮者をやらせてくれました。たいしが参加する場面を増やしていこう、という配慮のようです。
ママがどうなることかとドキドキしていると、前に出たたいし、両手をさっとあげてかまえたので、みんなが爆笑。たぶん、ビデオのトムの指揮者のイメージのようです。伊達にビデオを見ているわけではないんです
(^^ゞ
音楽に合わせて指揮棒をふり、1曲目は多少緊張気味だったようですが、2曲目になると目をつぶり陶酔の表情で手を動かして4拍子だか2拍子だかわからないような、リズムがくるっているような指揮ぶりでしたが、みんなそれが面白くて、大きな声で元気に歌ってくれました。ママはおかしくておかしくて、ビデオに取っておきたかった、と話してくれました。
先生が3曲で終わりにすると、「先生、もっと歌いてー」とリクエストの声。たいしが指揮したのは歌ではなく、子どもたちの意欲だったようです。先生の起用、大当たり!
中休み時間に、ママがたいしを放っておいたら、外の池のところに行ったようで、3時間目が始まる時間になっても帰ってこないので、迎えに行きました。すると、クラスの子が一緒にいました。
「だいくん、どうしたの?」とたずねると、「たいしくん、どこ行くの?」ときいたらたいしが「オソト」と言ったので、ついてきたという話でした。
へぇー、子ども同士でも一応会話になってきたんだね。しかも、ちゃんと自分の行動を表現している。でも、たいしはこうと決めたら、まだ、言葉のやりとりで譲るのは難しいだろうなー。だいくん、たいしのめんどう見てくれて、ありがとう。
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